目次
1. りんごの特徴と種類

赤い皮と薄い黄色の果肉が一般的なりんごの特徴だ。人類が食べた最古のフルーツといわれることがあるほど、その歴史は長い。原産地は中国周辺だといわれ、その後ヨーロッパやアメリカなどへ広まった。日本へは、平安時代に伝わってきたとされている。りんごは加工しやすく、ジャムやスイーツ、酢などにもよく使われるフルーツだ。
2. りんごの栄養と効能

りんごには、抗酸化作用が期待されるポリフェノールや、熱に強い性質を持ったビタミンCが含まれている。りんごに含まれるポリフェノールは、皮に近い部分にあり、生活習慣病予防やアレルギー抑制などにもよいといわれている。さらに、腸内環境を整えるとされるペクチンやセルロースもりんごを代表とする栄養といえるだろう。
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3. スターカットでりんごの栄養キープ!

りんごを横に置き、皮つきのまま輪切りにする方法をスターカットと呼ぶ。断面に現れる種が、まるで星のように見えることからそう呼ばれているようだ。スターカットにすることで、皮付近に多く含まれる栄養をしっかり摂取することができる。どうしても口に皮が残るのが気になる場合は、薄切りにすると皮の食感が気になりにくい。
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4. 賢いりんごの保存方法

茶色っぽく変色するのを防ぐには、食塩水やレモン汁を加えた水にさっとくぐらせておくといいだろう。皮をむいたら、なるべく早めに食べるのがおすすめだ。皮つきのりんごは、新聞紙などに包み、冷暗所においておけば1ヶ月ほど保存が可能だ。冷蔵庫で保存する場合は、ラップなどで包み、低温と高い湿度を保つことで3ヶ月ほど保存できる。
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5. りんごをドライで保存する方法

りんごはドライにしても栄養素が減ることはほとんどない。ドライにすることでカサが減るため、大量にりんごを入手したときなどにおすすめだ。ドライにするには、天日干しにするかオーブンや電子レンジを使う方法がある。どちらも薄くスライスしてからドライしよう。食塩水などにくぐらせてからドライにすると、ある程度変色を防げる。
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6. りんごをスムージーで美味しく飲む方法

りんごをスムージーにする際は、皮つきのままがおすすめだ。ミキサーが回りにくいことがあるので、ひと口大に切り、少量の水を加えることも覚えておきたい。りんごににんじんを合わせれば風邪予防に、キウイを合わせれば二日酔いに効果的だ。疲労を感じるときには、大根やキャベツと一緒にスムージーにするといいだろう。
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7. りんごの王様!王林の特徴と選び方

王林は、りんごの王様と呼ばれることもある品種だ。赤い皮ではなく、黄緑色の皮でさっぱりとした甘さが特徴といえるだろう。日本で3番目に多く生産されているりんごといわれている。王林は熟すと黄色が濃くなるため、酸味が効いたものが好みなら緑が濃いものを選ぶのがおすすめだ。表面のザラザラが多いものは、甘みが強いとされている。
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8. アメリカ生まれのりんご紅玉の特徴と選び方

1800年頃にアメリカで誕生した品種が紅玉だ。日本では青森県で多く生産されており、小ぶりなものが多い。香りが強く、さわやかな甘酸っぱさが特徴だといえるだろう。生でももちろん美味しいが、加熱することでさらに甘みが増すため、加工品に向いている。果肉に張りがあり、しっかりと赤く色づいたものを選ぶのが、美味しい紅玉の選び方だ。
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9. 稀少なりんご!千秋の特徴と選び方

千秋(せんしゅう)は、秋田で誕生した珍しい品種で、あまりスーパーなどに出回っていない。褐色に近い赤い皮をもち、甘みと酸味のバランスが整った濃厚な味が特徴だ。皮が薄いため、まるごとでも食べやすい。より完熟した千秋を選ぶには、赤色が濃いものを選ぼう。ずっしりと重みがあり、表面がベタベタしているほど完熟しているサインだ。
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10. りんごのサラブレッド!シナノスイートの特徴と選び方

シナノスイートは、長野県で誕生した、比較的新しい品種だ。きれいな赤色の皮に、濃い赤色の縦じまが入っている。シャキシャキとした食感の果肉をもち、甘みが強い。赤く色づいているものがより熟している証拠だ。お尻のほうまでしっかり赤くなっているかどうか確認するのが、上手な選び方だろう。甘みが強いため、加工品にも向いている。
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結論
普段からよく目にするりんごだが、その種類は豊富だ。種類によって異なる特徴や味わいを理解して、自分好みのりんごを見つけよう。せっかくの栄養も逃さず食べられるよう、保存方法や切り方にも注意してみてほしい。