1. スズキの紹介

日本近海に生息し、成長の度合いによって呼び名が変わってくる「出世魚」であるスズキ。体長は大きいもので1mを超えるものある。ちなみに体長が60センチを超えたものが「スズキ」と呼ばれる。旬は夏であり、それ以外でも年間通してフランス料理では高級食材として使われている。
産地
日本全国に生息。特に河川が流れる内湾などに見られることが多い。
2. スズキの栄養と効能

スズキはクセのない白身魚ということもあり、フランス料理に多く用いられる食材で、その栄養素は非常に高いと言われている。特にビタミンが豊富である。低脂肪かつ高たんぱくなスズキの栄養と効能を解説する。
ビタミンA
脂溶性ビタミンの一種で、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わったりする。
ビタミンB2
水溶性ビタミンの一種で、エネルギー代謝や物質代謝に関与しており、糖質や脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える働きをしている。不足すると、成長抑制や口内炎、口角炎、舌炎などが起きると言われている。
ビタミンD
脂溶性ビタミンの一種で、腸管や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、骨の形成と成長を促す働きがある。
パントテン酸
糖や脂肪酸代謝に関わっている水溶性ビタミンの一種。広く食品に存在することから、どこにもあるという意味でこの名前がついたと言われており、体内で不足することは稀である。
3. スズキを美味しく食べるレシピ

「洗い」で食す
新鮮なスズキはぜひ「洗い」でいただきたい。「洗い」とは薄く切った身を、氷水にくぐらせて締めることを言う。酢味噌でともに食べれば絶品だ。
加熱して食す
スズキ自体が淡白な風味なので、そのまま焼いても揚げてもホイル焼きにしても美味しくいただける。
フランス料理風に食す
白身魚の中でもクセが少ないため、刺身やカルパッチョとしても美味しい魚である。高級魚として用いられるフランス料理では、スズキのムニエルは有名だ。
結論
「白身魚の出世魚」スズキは万人受けする魚でありながら、栄養素が豊富で料理の幅の広い魚であると言えよう。
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