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しその保存は乾燥(ドライ)がおすすめ!保存のやり方と期間を紹介!

しその保存は乾燥(ドライ)がおすすめ!保存のやり方と期間を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年2月26日

薬味としてさまざまな料理に使えるしそ(青じそ)。そんなしそは比較的日持ちしやすい食品として知られており、冷蔵保存なら1~2週間程度、冷凍保存なら1か月程度の保存が可能である。ただ、よりしそを長期保存したいなら、日本で昔から使われている乾燥を行うのがおすすめだ。今回は冷凍保存よりもさらに長期間保存できる「乾燥しそ(ドライしそ)」の作り方を紹介する。

  

1. 「しそ」を乾燥保存するメリット3選

日本では古くから、野菜などを乾燥させて作った保存食が食べられていた。しそなどの野菜を乾燥させると長期保存が可能になるだけでなく、カサが減り保管がしやすくなったり、風味が増して美味しくなったりする。そこでまずは、しそを乾燥保存するメリットについて確認しておこう。

その1.長期保存が可能になる

乾燥しそ(ドライしそ)は、生しそよりも腐りにくく長期間の保存ができる。保存期間はしその乾燥具合にもよるが、数日から1週間ほど乾燥させた「フルドライ」の場合は1か月程度から半年以上持つこともある。冷凍保存以外の方法で長期保存をしたい場合には、しそを乾燥させるのがおすすめだ。

その2.カサが減り食べやすくなる

生しそは水分を含んでいるが、乾燥しそ(ドライしそ)は水分が抜けているためボリュームが少なくなる。そのため、保存しやすかったり、食べやすかったりするのが特徴である。また、パラパラと粉末状にして保存しておけば、しそをパセリやバジルのようにして使うことも可能だ。

その3.風味が増して美味しくなる

生しそは薬味や香味野菜として使われることも多いが、乾燥させることでしその風味をいっそう楽しめるようになる。また、乾燥させることで水分が抜けるため、グラムあたりの栄養価が高くなることも特徴である。乾燥させるだけで美味しくなるだけでなく、栄養価も高くなるのはメリットといえる。

2. 「しそ」を乾燥保存する2つの方法

乾燥しその作り方は、サッと水洗いしてからカラカラに干すというもの。また、乾燥のさせ方には日光と風に当てて自然に乾かす方法と、電子レンジで温めて乾かす方法の二つがある。そこでそれぞれの乾燥保存(ドライ保存)のやり方について確認しておこう。

その1.しそを天日干しする手順

  • しその葉柄を落とし、水に浸けて洗う
  • キッチンペーパーで水気をよく拭き取る
  • 平たいザルやネットに重ならないように広げる
    ※真夏なら新聞紙の上に広げておく方法でも可能
  • 日の当たる庭やベランダ、風が通る窓際などで干す
    ※夜や雨の日は室内で乾かすようにする
  • ときどき表裏を返しながら2~5日程度乾かせば完成
  • 清潔な密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管する

その2.電子レンジ乾燥の手順

  • しその葉柄を落とし、水に浸けて洗う
  • キッチンペーパーで水気をよく拭き取る
  • キッチンペーパーを天板に敷いておく
  • しそを重ならないように並べる
  • 600Wの電子レンジで約2分加熱する
    ※水分が残っている場合は30秒ずつ延長する
  • 手でカンタンに崩れるくらいまで乾燥させたら完成
  • 清潔な密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管する

3. 乾燥しその正しい保存方法とは?

出来上がった乾燥しそは、葉っぱのまま保存することも可能だが、手で揉んだり、すり鉢やミキサーなどで細かく砕いたりしてから保存するのもおすすめだ。保存する際は、乾燥剤と一緒に密閉できる食品保存容器・食品保存袋・ガラス瓶などに入れておこう。また、カビや劣化の原因になる湿気に注意し、直射日光などを避けるために冷蔵庫で保管する。

4. 乾燥しその美味しい使い道3選

乾燥しそは、主にトッピングや茶葉として使うことができる。また、おにぎりの具材として使うのもおすすめだ。そこで乾燥しその美味しい使い道をいくつか紹介しておこう。

その1.しそおにぎり

乾燥しそのイチ押しの使い道は、おにぎりにまぶすこと。温かいご飯と大葉だけのシンプルなおにぎりでも、風味があり非常に美味しい。また、乾燥しそ・カリカリ梅・ジャコをご飯に混ぜ合わせておにぎりを作れば、「このためだけに乾燥しそを作ってもよい」と思うほどの美味しさを味わえる。自宅で乾燥しそを作ったら、ぜひ「しそおにぎり」を試してみよう。

その2.トッピング・調味料

乾燥しそは、バジル・パセリ・青のりのような感覚で幅広く使える。パスタ・焼きそば・チャーハン・サラダ・冷や奴・納豆・卵かけごはん・お茶漬けなど、何にでもササッと振りかけて、深緑色の彩りとさわやかな香味を楽しもう。また、醤油・ドレッシング・マヨネーズなどの調味料に乾燥シソを合わせて、しそ風味の調味料として楽しむのもおすすめだ。

その3.ハーブティー・しそ茶

乾燥しそは、ハーブティー(しそ茶)として楽しむことも可能だ。急須やティーポットに乾燥しそを入れて熱湯を注ぎ、数分蒸らせば出来上がり。しその優しい香りと味わいを、スッキリと楽しむことができる。また、しそ茶として楽しむ以外にも、例えば、緑茶・玄米茶・ほうじ茶に少し乾燥しそを加え、しそフレーバーのお茶にするのもおすすめだ。いつものお茶が少しリッチな味わいになる。

結論

しそは適切に保存すれば冷蔵保存でも1~2週間程度、冷凍保存でも1か月程度の保存が可能だ。しかし、完全に乾燥(ドライ)させれば、半年以上持たせることもできる。しっかりと乾かしたり、適切に保管したりする手間こそあるが、普段とは異なる味わいを楽しめるので、しそが余っているならぜひ乾燥保存に挑戦してみよう。

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  • 公開日:

    2020年3月 3日

  • 更新日:

    2021年2月26日

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