1. イタリアではピノ・グリージョ、フランスではピノ・グリ

ピノ・グリージョとはワインの名前ではなく、ワインに使われているぶどうの品種名だ。ピノ・ノワールという黒ぶどうが突然変異して誕生したもので、白ぶどうとしては色が濃い。個体によって灰色がかったものから、ほとんど黒ぶどうのような色合いのものまでさまざまだが、れっきとした白ぶどうに分類される。
ピノ・グリージョはイタリアで作られた場合の名称で、フランスではピノ・グリと呼ばれている。一般的にはこちらの方が知っている人が多いかもしれない。
フランスであればアルザス、イタリアであればフリウリなどで主に作られている品種で、どちらかというと冷涼な気候が栽培に適している。
ピノ・グリージョはイタリアで作られた場合の名称で、フランスではピノ・グリと呼ばれている。一般的にはこちらの方が知っている人が多いかもしれない。
フランスであればアルザス、イタリアであればフリウリなどで主に作られている品種で、どちらかというと冷涼な気候が栽培に適している。
2. ピノ・グリージョから生まれるワインの特徴

ピノ・グリージョやピノ・グリのワインは白ワインのなかでもコクがあり酸味が少ない傾向にある。良質なものになると、はちみつや黄桃、洋梨に例えられるうっとりするようなアロマを備えており、その特徴的で個性を掴みやすい味わいには熱狂的なファンもいるほどだ。
もちろん同じ品種でもワインの味わいには差があり、アルザスやドイツで作られるピノ・グリのワインの中には甘口のものも少なくない。特に貴腐菌によって醸成されたぶどうを用いた貴腐ワインは極甘口ワインとしてデザート代わりにも楽しまれる。
一方で酸味が抜けやすい傾向にあるため、イタリアにおいてはあえて早摘みすることでスッキリと仕上げることが多い。
いずれにせよ穏やかな酸味とコクのあるボディを持ち、肉料理などと合うといわれている。コクの深いタイプでは中華料理にあう稀有な白ワインとしても重宝される。
もちろん同じ品種でもワインの味わいには差があり、アルザスやドイツで作られるピノ・グリのワインの中には甘口のものも少なくない。特に貴腐菌によって醸成されたぶどうを用いた貴腐ワインは極甘口ワインとしてデザート代わりにも楽しまれる。
一方で酸味が抜けやすい傾向にあるため、イタリアにおいてはあえて早摘みすることでスッキリと仕上げることが多い。
いずれにせよ穏やかな酸味とコクのあるボディを持ち、肉料理などと合うといわれている。コクの深いタイプでは中華料理にあう稀有な白ワインとしても重宝される。
3. 夏はピノ・グリよりピノ・グリージョを狙う

同じ品種とは思えないほど、ピノ・グリージョとピノ・グリでは表現されるスタイルが異なっている。イタリアのピノ・グリージョは早摘みすることでコクが強くなりすぎないように作られるため、スッキリと爽快。香味も強すぎることなく、カジュアルに楽しめる作りになっている。そのため、もし夏場にこれらのぶどうのワインを楽しむのであれば、ピノ・グリよりもピノ・グリージョの方が一般的には適していると言えるだろう。
もちろん、あわせる料理やお店のスタイル、その時の気分にもよるだろうが、ピノ・グリージョのワインが持つ爽快さとピノ・グリージョならではのコクは、夏場にちょっとだけしっかりした味わいの白ワインを探している人には、はまる可能性が高い。キーワードとして覚えておいて、ワイン探しや飲食店でのワインのチョイスに活かしてみてはいかがだろうか。きっと夏場にワインを楽しむうえでプラスになるはずだ。
もちろん、あわせる料理やお店のスタイル、その時の気分にもよるだろうが、ピノ・グリージョのワインが持つ爽快さとピノ・グリージョならではのコクは、夏場にちょっとだけしっかりした味わいの白ワインを探している人には、はまる可能性が高い。キーワードとして覚えておいて、ワイン探しや飲食店でのワインのチョイスに活かしてみてはいかがだろうか。きっと夏場にワインを楽しむうえでプラスになるはずだ。
結論
イタリアのピノ・グリージョはフランスのピノ・グリと呼ばれるぶどうと同一の品種ながら、栽培方法に違いをもたせることで完成したワインの味わいには違いが出てくる。夏場にサッパリとしていながらも、少しコクのある白ワインを求めているのであれば、まずはピノ・グリージョに挑戦してみるのもおすすめだ。