【ガーリックシュリンプ】の発祥やカロリーを紹介！手軽な調理法も！

ガーリックシュリンプの発祥は、オアフ島の最北端、カフクという町だ。エビの養殖が盛んになったことをきっかけに、鮮度のよいエビを生かした調理法が生まれ、フードトラックによる販売がスタートした。クセになる味は口コミで広まり、カフクを中心に徐々に店舗が増えていったという。味の決め手はマリネ液。ガーリックの効いたマリネ液は、店ごとに違う配合をしている。

オリーブオイルやバターを使用するガーリックシュリンプは、脂質の割合が高い。一方、主な材料であるクルマエビやニンニクのカロリーは低いため、気になる場合は、油の量を減らすとよい。メイン食材のエビは、たんぱく質が多く、糖質がほとんど含まれない。そのため、ガーリックシュリンプは低糖質な食事としてもおすすめだ。不足する栄養素は、付け合わせでしっかり取り入れ、バランスよく食したい。

ごはんとの相性もバツグンのガーリックシュリンプ。丼にして食べると、旨みがつまったソースを残さず味わいきれる。カリカリに焼いたバゲットのうえにのせれば、ワインにもよく合うブルスケッタのようになる。大勢でも楽しめ、見た目もおしゃれだ。また、野菜と一緒に盛り付ければ、サラダとしても楽しめる。組み合わせを変えれば、食べ方は無限に広がりそうだ。

ガーリックシュリンプは、業務スーパーやネット通販で、冷凍食品として購入可能だ。しかし、大半は大袋での販売のため、食べきれない分は保存が必要になる。調理の際に、半解凍したら使う分だけを取り出し、残りは小分けにして冷凍庫に戻そう。初めにこの作業をしておけば、次回からの作業効率をあげてくれる。

ガーリックシュリンプは家でも作れる。エビを殻ごとマリネ液に、3時間から半日漬け込む。この時、レモン果汁を加えるとエビの臭みが取れ、弾力性が増す。漬け込んでいる間に、玉ねぎバターを作っておこう。漬け込みが完了したらエビを高温で焼き、玉ねぎバターと合わせたら完成だ。家族の好みに合わせた、オリジナルの味付けを研究してみるのもいいだろう。

ガーリックシュリンプに使うエビは、ブラックタイガーが多い。手に入りやすいのが理由だが、見た目や味に変化をつけたい時は、種類を変えてみるのも一案だ。エビは全部で27種類ほどあり、季節によって味わいも変わる。どの種類でも、下ごしらえで背わたを取る必要があるが、竹串や爪楊枝を使えば、殻がついたままでも可能だ。そのほか、酒を使ってもみ洗いをしエビの水分をしっかりふきとると、できあがりが格段に変わる。シンプルな料理ゆえ、ちょっとしたポイントにこだわると、味わいに深みが増してくるだろう。

大量のガーリックシュリンプを作る際、背わたを取る作業はなかなか面倒だ。そんな時は、すでに下処理されたむきエビを使うとよい。また、マリネ液もシーズニングを使えば、材料を刻む手間が省け、簡単に下味をつけられる。気軽に食べたい時に利用してほしい。

ガーリックシュリンプ1品では、栄養も偏りがちだ。バランスよく食べたい時は、サラダやスープを合わせるとよいだろう。ガーリックシュリンプに油を多く使うため、ほかは、さっぱりとした味付けにすると食べやすい。また、オックステールスープは、食事全体で統一感を出したい時におすすめのハワイ料理だ。ほかの料理とともにテーブルに並べれば、見た目にも華やかで、食事のシーンを盛り上げてくれるだろう。