- 下処理をしたカリフラワーを小房に切り分け、耐熱皿に円形になるように隙間をあけて並べる。このとき、水気を残したままにすること
- ふんわりラップをして、カリフラワー100gに対して、およそ600Wで1分加熱する
- フライパンに2cmほどの水を張り、沸騰させ、お湯に対して1%の塩を入れる
- 下処理して小房に分けたカリフラワーを入れて、2分弱茹でる
- ザルにあげて冷ます
- 鍋に2Lのお湯を用意し、塩大さじ1、酢またはレモン汁小さじ2を加える
- 下処理したカリフラワーを茎を下にして茹で、途中で上下をひっくり返し、2分茹でる
- ザルにあげて冷ます
1. 丸ごとがポイント!カリフラワーの基本の茹で方
カリフラワーは、ビタミンCが豊富な野菜である。冬から春に旬を迎え、ソテーやピューレ、煮込み料理、ピクルスなど、幅広い料理に活躍してくれる。そんなカリフラワーの持ち味は、なんといっても美しい白色。色を保ちつつ、美味しく茹でるためには、丸ごと茹でるのがポイントだ。詳しい方法について、解説していこう。
STEP1:カリフラワーの下処理
カリフラワーは鮮度が命。購入したら、すぐに下処理をするのが鉄則だ。
まずは、周りの葉にナイフを入れて取り除いていく。さらに茎を切り落とす。このとき、花蕾が木のように枝分かれを始めるギリギリのラインでカットするといい。水を張ったボウルに、花蕾部分を逆さにして入れて、しばらく置いておく。揺すりながら花蕾の間にあるゴミやほこり、不要物を取り除く。茎部分は、厚く皮を剥いて、短冊切りのようにカットすると食べやすい。
STEP2:小麦粉を入れた湯で茹でる
カリフラワーは、その美しい白色が特徴だ。この白色をキープするためには、いくつかの方法がある。ここでは小麦粉を用いた方法をご紹介しよう。小麦粉のデンプンにはカリフラワーのもつアクを吸着する効果があるという。結果として、白色を際立たせてくれるのだ。
小麦粉小さじ2と水小さじ2を混ぜ合わせ、水溶き小麦粉を作り、これを大さじ1の塩(お湯の1%ほど)とともにお湯(2Lが目安)の中に入れる。沸騰したら、カリフラワーを丸ごと入れて茹でる。まずは茎を下にして、途中で上下をひっくり返す。
STEP3:ザルにあげて冷ます
水には放たず、ザルにあげて冷ますと甘みが逃げず、美味しく仕上げることができる。うちわや扇子などであおぐとより早く冷ませるだろう。ここまで来たところで、初めて花蕾を房ごとに切り分ける。
2. カリフラワーの美味しい茹で時間は何分?
カリフラワーは、丸ごと茹でると旨みを逃がしにくい。ただ、丸ごと茹でるとなると気になるのは、その茹で時間。一体どれくらいが適切なのか、目安を解説していこう。
固めのカリフラワーの茹で時間
カリフラワーは、やや固めに茹でて食感を楽しむ方が美味しいとされている。大きさにもよるが、目安は2分ほど。上下をひっくり返し、茎部分が少し透き通ってきていたら、竹串をさしてみよう。力を入れて、奥まで刺すことができればOK。余熱でも火が通るので、気持ち固いと感じるくらいで引き上げるのが正解だ。
ただし、あまりにも大きい、逆に小さい場合は時間を調節すること。
冷凍保存する場合の茹で時間
冷凍保存する場合も固めに茹でるのが鉄則だ。凍ったまま、炒める・煮込むなどの加熱調理をすることを考えると、上記よりもやや短めの茹で時間でもいいだろう。ただ、上記と同様に茹でても十分冷凍保存できる。2分以下を目安と捉えるといい。カリフラワーは、冷凍しても食感が変わりにくいところもうれしい。
離乳食の場合の茹で時間
離乳食の場合は、上記より柔らかく茹でる必要がある。離乳食の時期によって、ペースト、みじん切り、粗みじんと形状は異なるものの、小房に分けてから5~6分かけてしっかり茹でるといいだろう。
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3. カリフラワーの色々な茹で方
ここまでは、カリフラワーの基本の茹で方をリサーチしてきた。ここからは、カリフラワーのさまざまな茹で方についてリサーチしていこう。
電子レンジを使ったカリフラワーの茹で方
カリフラワーは電子レンジで調理することもできる。この場合は、小房に分けて調理する方が、失敗が少ない。
フライパンを使ったカリフラワーの茹で方
鍋にたっぷりのお湯を沸かすのが面倒という人は、フライパンで茹でることもできる。この場合も、小房に分けてから茹でるのが正解だ。
小房に分けたカリフラワーの茹で方
小房に分けたものを鍋で茹でることもできる。この場合は、基本の茹で方とほぼ同じ。丸ごとより早く火が通るので、時間はやや短めに設定すること。
酢を使ったカリフラワーの茹で方
カリフラワーの白さを際立たせるには、小麦粉以外にも酢やレモン汁が効果的だ。これは、カリフラワーに含まれるフラボノイド系の色素がアルカリ性に反応して変色することを防ぐためである。
カリフラワーの茎の茹で方
カリフラワーの茎は、カリフラワーと一緒に茹でて食べることができる。茎は固いので、茎を一番に入れて、その後、花蕾部分を入れるといい。また葉の部分も細かく刻めば食べることができる。キャベツのような食感で、油で炒めると美味しくいただけるだろう。
4. 茹でたカリフラワーの保存方法
カリフラワーは購入後、すばやく茹でるなどの下ごしらえをするべき野菜である。放っておくと変色、カビが生えるなどの危険性がある。では、茹でたカリフラワーはどのように保存すべきなのか、詳しい方法についてリサーチしていこう。
冷蔵保存の方法
冷蔵保存する場合もまた、固めに茹でるのが鉄則だ。しっかりと冷めたら、密閉容器に入れて、2日以内に食べ切ろう。
冷凍保存の方法
冷蔵保存する場合もまた、固めに茹でるのが鉄則だ。しっかりと冷めたら、ステンレスのバットなどに重ならないよう並べて急速冷凍する。冷凍されたら、ジップ付きの袋に移し、空気をしっかり抜いて口を閉める。3週間ほどで食べ切るといい。
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結論
カリフラワーの美しい白色をキープするためには、鮮度が重要。購入したら、なるべく早めに食べ切ることをおすすめする。下処理をしたら丸ごと茹でるのがポイントだ。小麦粉や酢、レモン汁などを活用して変色を防ぎ、固めに茹でるといい。これからぐっと美味しさを増すカリフラワー、正しい方法で茹でてたっぷりといただきたい。
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