目次
- 1. コバエの種類と卵である期間
- 2. コバエが卵を産み付ける場所
- 3. コバエの卵の駆除方法
- 4. コバエの成虫の駆除方法
- 5. コバエが卵を産み付けるのを防ぐには?
- 6. コバエの卵を見かけたら速やかに徹底駆除!
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1. コバエの種類と卵である期間

「コバエ」とは小さなハエの総称である。ご家庭でよく見かけるのは次の4種類だ。卵の特徴や孵化までの日数といったところからチェックしていこう。
ショウジョウバエ
黄赤色をした2〜3mmほどのコバエだ。腐った野菜など生ゴミを好むためキッチンで見かけることが多い。卵の大きさは1mm以下と小さく、色は半透明で1日〜1週間ほどで成虫になる。
チョウバエ
ハートのような羽が特徴の1〜2mm程度の黒いコバエだ。キッチンや浴室、トイレなど水回りによく現れる。卵は0.3mmほどで、乳白色から褐色に変化し2〜3日で孵化する。
ノミバエ
すばしっこい黒褐色をした1〜2mmほどのコバエだ。水回りや食品回りに現れる。食品に産卵することもあるため要注意だ。卵は0.5mmほどの乳白色かつ楕円形で半日ほどで孵化する。
キノコバエ
灰黒色をした0.5〜2mm程度の小さなコバエ。植物(とくに腐った)を好むため、観葉植物の腐葉土などにたかることもある。卵は0.1mmほどと非常に小さく、4〜7日程度で孵化する。
ゴマのような見た目はサナギ
コバエの卵と間違えやすいものが「サナギ」だ。卵よりもやや大きく、透明ではなく色がついており、ゴマや米粒のような見た目をしている。卵は駆除剤で撃退できるが、サナギの場合は駆除剤が効かないこともあるので見極めた上で対処することが肝心だ。
2. コバエが卵を産み付ける場所

コバエの産卵場所を知っておくことも対策に必要な知識である。
三角コーナーや排水口などの水回り
コバエは水回りに卵を産むケースが多い。キッチンや浴室の排水口はとくに、コバエにとってうってつけの産卵場所となるため清潔にしておくことが大切だ。
ゴミ箱やトイレなど不衛生になりがちな場所
食品の近くにも卵を産みやすい。たとえば生ゴミが入った三角コーナーやゴミ箱は放置せず、こまめに捨てるようにしたい。飲み物が残った空き瓶や空き缶が入ったゴミ箱、ペットのフードの近くに産卵することもある。トイレなど雑菌が多く不衛生になりがちな場所も注意しよう。
エアコン内部や観葉植物周辺も注意
ベランダなどでむき出しになっているホースから入り込んで産卵したり、キノコバエのように腐った植物を好むコバエは観葉植物の周辺に産卵したりもする。ホースはメッシュキャップなどで塞ぐ方法があるので検討してみてはいかがだろうか?
3. コバエの卵の駆除方法

コバエの卵らしきものを発見したら即座に駆除するのが望ましい。主な駆除方法を紹介するので、卵がある場所に応じて試してみよう。
掃除機で吸い取る
掃除機が使える場所で卵を見つけた場合は、吸い取ってしまえばよい。量が多くても一気に吸引できる上、手で直接触れずに済むのもメリットだ。吸ったあとは掃除機内にたまったゴミを必ず捨てよう。そのままにしておくと掃除機内で孵化するおそれがある。
ほうきで掃く
ほうきで掃いてちりとりですくい、そのままゴミ袋に入れて密閉する。外へ掃き出してしまう手もあるが、外で孵化するおそれもあるため確実に駆除するならゴミ袋に入れるほうがよい。
粘着テープや粘着式ローラークリーナーで取る
ガムテープなどの粘着テープ、あるいはコロコロといった粘着式ローラークリーナーで取る方法もある。押し付けすぎて潰さないようにだけ気をつけよう。
お湯や氷水を流す
コバエは熱すぎる、もしくは冷たすぎる環境には適応できないといわれている。排水口に卵を見かけたら、60℃程度のお湯やよく冷えた氷水を流して駆除しよう。ただし60℃を超えるお湯および熱湯は、排水管(塩ビ管)の劣化や変形を招くおそれがあるため控えたほうがよい。
4. コバエの成虫の駆除方法

コバエが卵からかえって成虫になってしまった場合は、以下の3つの方法で駆除しよう。
スプレータイプの殺虫剤
即効性を重視するならスプレータイプの殺虫剤が効果的だ。飛んでいるコバエをすぐに撃退できる。人やペット、食品などにスプレーがかからないように注意しよう。
据え置き型の殺虫剤(誘引捕獲グッズ)
子どもやペット、食品への影響が気になる場合は据え置き型の殺虫剤を使ってはいかがだろうか。誘引剤で容器内にコバエを誘い込み、薬剤や粘着剤で駆除するといったアイテムだ。駆除したいコバエに効果がある薬剤かどうかは、事前に見極めておこう。
ハエ取り紙
昔ながらのハエ取り紙も、吊るしておくだけという手軽さで根強い人気である。うっかり子どもやペットが触れてしまうとベタベタになるため気をつけよう。
めんつゆトラップ
一部のコバエにしか効果がなく、かつ劇的な効果も期待できないが、薬剤を使わずに済む点でめんつゆトラップを仕掛ける方法もある。めんつゆのにおいで誘引し、着水したコバエを洗剤成分で動けなくするというものだ。
作り方も簡単で、ペットボトルの底など口が広めの容器に水とめんつゆを同量入れ、洗剤を数滴垂らすのみである。
5. コバエが卵を産み付けるのを防ぐには?

コバエの卵や成虫を駆除したら、再び発生するのを防ぐべく対策しておきたい。日頃から簡単にできる予防方法を紹介する。
こまめな掃除がいちばん
コバエは不衛生な場所を好むことが多いため、やはりもっとも基本となる対策はこまめな掃除だ。生ゴミは速やかに処分する、食べ残しを放置しない、排水口の髪の毛は毎回取り除くなどを心がけよう。
生ゴミは密封する
コバエは生ゴミのにおいに引き寄せられる。生ゴミは密封してにおいが漏れないようにしよう。ゴミの収集日まで日があるときは、密閉した状態で冷凍庫に入れておく方法もある。
水回りを清潔に保つ
水回りの汚れは幼虫の養分となる。キッチンや浴室を常に清潔に保つことも心がけよう。三角コーナーや排水口にはとくに汚れがたまりやすい。洗剤や漂白剤、パイプクリーナーなどでお手入れして清潔に保とう。
侵入経路を塞ぐ
窓枠と網戸に隙間がある、網戸のメッシュが粗いといった場合、そこからコバエが侵入してくることがある。窓の隙間は隙間テープを貼ってコバエの侵入経路を断つとよい。メッシュが粗ければ細かい網戸に交換するのもおすすめだ。
6. コバエの卵を見かけたら速やかに徹底駆除!

コバエの卵は1mmほどなので意識して探さないと発見しづらい。家の中でコバエを見かけるようになったら、水回りや観葉植物の回りなどに産卵していないかチェックしてみよう。コバエの種類と産卵場所となりうるポイントを知っておけば、速やかな対策につなげられるはずだ。
結論
コバエは食品の近くや水回りなどに卵を産みやすい。室内に大量のコバエがいる場合は、近くで卵が孵化した可能性も視野に入れて対策しよう。紹介した駆除方法でコバエを退治したら、再びコバエが増えないように繁殖や侵入を予防することも大切だ。
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