目次
- 1. カメムシの産卵時期と孵化までの日数
- 2. カメムシの産卵場所と卵が洗濯物に付着する理由
- 3. カメムシの卵を見つけたときの駆除方法
- 4. カメムシの産卵を防ぐ方法
- 5. カメムシは大量に産卵する!見つけ次第速やかに駆除を
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1. カメムシの産卵時期と孵化までの日数

卵の形や色、大きさはカメムシの種類で異なる。日本でよく見られるクサギカメムシは10〜150個の白い卵を並べて産む。またマルカメムシは20〜30個の白い卵を2列に並べて産むのが特徴だ。
産卵時期は5月下旬〜8月中旬
産卵時期はカメムシの種類で異なるが、4月頃から繁殖活動を始め、5月下旬から8月中旬頃に産卵するといわれている。夏によく見かけるのはこのためだ。
7〜10日ほどで孵化する
カメムシの卵が孵化するまでの日数は7〜10日と短い。7月頃から成虫が発生しはじめ、9〜11月にかけて大量発生する。カメムシの大量発生を防ぐためにも、卵を見つけたらその場で駆除しておきたい。
2. カメムシの産卵場所と卵が洗濯物に付着する理由

カメムシや卵の対策を講じるには、産卵場所を把握しておくことが大切だ。
カメムシの産卵場所
カメムシは葉っぱの裏側など、平らな面に卵を産み付けることが多い。エサが豊富な場所を選ぶため、家庭菜園や果樹の葉っぱには注意が必要だ。では洗濯物に付着する理由はなんだろうか?
卵が洗濯物に付着する理由
カメムシは暖かい場所や日光が当たる場所などを好む。こうした条件が揃っているのが洗濯物というわけだ。また白い色や光などに釣られて集まる習性があるため、シーツやワイシャツ、バスタオルなどはとくに産み付けられるおそれがある。
3. カメムシの卵を見つけたときの駆除方法

カメムシの卵を見かけたら、できる限り速やかに駆除することが大切だ。網戸や外壁に発見した場合と、洗濯物に発見した場合にわけて解説する。
網戸や外壁の卵はガムテープで引き剥がす
カメムシの卵は密着しているため、ガムテープでゆっくり引き剥がそう。あとは卵ごとガムテープを丸めて処分すればOKだ。そのままゴミ箱に捨てると孵化するおそれがあるため、袋に入れて密閉しよう。ガムテープで剥がれなければ定規で削り取る方法もある。
洗濯物に付着した卵はどうする?
洗濯物にカメムシの卵が付着していたときも、網戸や外壁と同じようにガムテープで引き剥がそう。衛生面が気になるならもう一度洗濯すればよい。
カメムシは冷却効果のある殺虫スプレーで駆除
カメムシの卵ではなく成虫が付着していた場合は、同じくガムテープなどで捕獲してもよいが、殺虫成分と冷却成分が入ったスプレーで駆除する方法もある。食品周りなどで薬剤が気になるなら冷却効果のみのスプレーもおすすめだ。
4. カメムシの産卵を防ぐ方法

カメムシに産卵させないようにするための方法も紹介しておこう。
洗濯物は部屋干しにする
産卵時期は洗濯物を部屋干しする。外で干す場合はカメムシが活動的になる14時前後の時間帯を避けたり、白い洗濯物だけ部屋干しにしたりする方法もある。ただしそれでも卵の付着を完全に防ぐことは難しいので、以下のような対策も講じておくとよいだろう。
洗濯物カバーをかける
洗濯物にカバーをかぶせる手がある。花粉の時期などに使う方も多いのではないだろうか?通気性のある黒地のカバーならカメムシが寄り付きにくいといった効果も期待できるだろう。ただしカバーの下など隙間から入り込む可能性はゼロではないことは覚えておきたい。
忌避剤を置いておく
ハッカ油を水と混ぜてスプレーボトルに入れ、気になる場所に吹きかけておこう。あるいは市販の忌避剤を使うのもおすすめだ。洗濯物と一緒に吊るせるタイプのほか、吹きかけるだけで一定期間効果が持続するスプレータイプの忌避剤もある。
アルミホイルを使う裏ワザも
洗濯物の近くにアルミホイルを吊るすとカメムシが寄りつかないといわれている。長めに切ったアルミホイルをハンガーにかけてテープで固定するなどしよう。ただしどれほどの忌避効果があるかは定かではない。また大量に必要とする場合はコストパフォーマンスが低い。
家の中に入れないようにするには?
カメムシは網戸の破れや窓と壁の小さな隙間からも侵入するため、すきまテープで塞いでおこう。換気扇やドレンホースには専用のネットまたはカバーを取り付けるとよい。加えて、網戸や窓などには忌避剤を吹きかけておくと効果的だ。
窓際やベランダでミントを育てる方法もあるが、ミントは繁殖力が強いためほかの植物の成長を妨げるおそれがないか十分検討しよう。鉢やプランターに植えて、ほかの植物から離れたコンクリートの上で管理するとよいだろう。
5. カメムシは大量に産卵する!見つけ次第速やかに駆除を

カメムシは多いときで一度に150個ほどの卵を産む。一斉に孵化すればたちまちカメムシの大量発生につながってしまうだろう。産卵時期は部屋干しにするか、洗濯物を取り込む際にこまめにチェックしよう。万が一カメムシの卵らしきものを見かけたら速やかに駆除することが肝心だ。
結論
カメムシの卵はガムテープでそっと引き剥がせる。産卵時期は5月下旬から8月中旬頃なので、この期間は洗濯物に十分に注意を払おう。洗濯物を部屋干しにする、忌避剤を置くといった方法で産卵を防げる可能性がある。カメムシの大量発生を防ぐためにも、卵を見かけたら速やかに駆除しておこう。
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