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ぬいぐるみの洗濯方法とダニ対策|コインランドリーで洗っても大丈夫?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2024年4月22日

ぬいぐるみの洗濯方法を洗濯機と手洗いに分けて解説するとともに、洗えないぬいぐるみ向けに重曹を使ったお手入れも紹介する。あわせて実施しておきたいダニ対策や、コインランドリーで洗濯しても問題ない?頻度は?などの疑問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてほしい。

  
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1. ぬいぐるみは洗う?洗わない?

ぬいぐるみには実にいろいろな汚れが溜まる。いくら可愛くても汚れを放置するのはNGだ。

ぬいぐるみに溜まる汚れ

ホコリや皮脂・手垢、食べカスや飲みこぼし、抜け毛や糸くず、ペットや子どもが口に入れれば唾液や口内の汚れなども付着する。毛足が長ければダニの住処になったり、湿気や汚れをエサにカビが繁殖したりすることも十分考えられる。

汚れを放置するリスク

汚れが空気中に舞ってしまうおそれがある。とくに赤ちゃんや小さな子ども、ペットがいるご家庭ではホコリやカビの胞子を吸い込んでしまったり、ダニによるアレルギーを招いたりするおそれもゼロではない。とにかく汚れを溜めないことが大切だ。

2. 洗濯する前の確認事項

まずは、洗えるぬいぐるみかどうか洗濯表示を確認しよう。水洗いがOKであれば、ご家庭で洗濯機または手洗いによる洗濯ができる。なお洗濯表示は新旧2種類あり、それぞれ若干、表記が異なる。消費者庁のサイトに詳しく書かれているので、この機会にチェックしておくことをおすすめする(※1・※2)。また以下のぬいぐるみは水洗いできないので注意が必要だ。

水洗いできないぬいぐるみ

  • 中に機械や厚紙が入っているもの
  • 接着剤でパーツがついているもの
  • アンティークのもの
  • 中綿がポリエステル・ビーズ・パイプ以外のもの
  • 革・合成皮革・ウールを使用しているもの
こうしたぬいぐるみは、洗濯ではなく専用のクリーナーなどを使ってキレイにしよう。なお、リボンや飾りボタンなどの取れやすいパーツや、水で濡らしたくないパーツは外し、服を着ているぬいぐるみであれば服は脱がせておこう。

色落ちや色移りも忘れずにチェック

洗濯表示上は水洗いOKでも、色落ちや色移りのリスクがある場合は専用クリーナーを使うか、クリーニングに持ち込むなどしたほうがよい。白い布を水に濡らして絞り、洗剤を少量含ませてぬいぐるみをポンポン叩いてみよう。布に色が移った場合、色落ちまたは色移りのリスクがあるため避けたほうが無難かもしれない。

3. 洗濯方法

それでは実際にぬいぐるみを洗濯する方法を紹介していこう。まずは洗濯機を使った洗い方からだ。

ぬいぐるみを洗濯機で洗う方法

  • 洗濯ネットに入れる
  • 洗剤をセットする
  • 弱水流コースで洗濯する
  • 脱水前に一時停止し、ぬいぐるみをバスタオルで包む
  • 洗濯機に戻して10秒ほど脱水する
  • 風通しのよい日陰に干して完全に乾かす
ぬいぐるみを洗濯機で洗う際は必ずネットに入れよう。また洗剤はオシャレ着用の中性洗剤がおすすめだ。「ドライ」「手洗い」などお使いの洗濯機の中でもっとも弱い水流のコースを選ぶことと、脱水前にバスタオルで包みダメージをできる限り与えないようにするのもポイントだ。

4. 手洗い洗濯する方法

続いて、手洗い指定のぬいぐるみを洗う方法を見ていこう。手洗い指定の場合、洗濯機の弱水流コースで洗えることも多いが、念のため自分の手で洗いたいという方もいるだろう。その場合は以下の手順で手洗いしよう。

ぬいぐるみを手洗いする方法

  • 洗面器などに40℃程度のぬるま湯をためて、洗剤を適量溶かす
  • ぬいぐるみを浸して、5分を目安に優しく押し洗いをする
  • 洗面器の水を入れ換えながら、泡立たなくなるまですすぎを繰り返す
  • 再びぬるま湯をはり、柔軟剤を適量溶かす
  • ぬいぐるみを30分ほど浸け置きする
  • タオルドライをしてから、バスタオルで包み洗濯ネットに入れる
  • 洗濯機で10秒ほど脱水する
  • 風通しのよい日陰に干して完全に乾かす
洗濯機を使うよりも手順が多く時間もかかるが、大切なぬいぐるみをできるだけ傷めないでキレイにするなら手洗いがおすすめだ。すすぎは少なくとも3回は行ってほしい。

5. ぬいぐるみの干し方

ぬいぐるみを洗濯するにあたって覚えておきたい注意点と、型崩れなどを防ぐ干し方のコツをお伝えしよう。

完全に乾かすことが重要

ぬいぐるみは思っている以上に乾きにくい。中途半端に濡れたままでは雑菌が繁殖したりカビが生えたりするおそれがあるため、中まで完全に乾かすことが重要だ。毛足の長さや綿の詰まり具合などによっては2日など時間がかかるものもある。天気予報を確認しておくことも大切だ。もちろん、手洗いをしたときも同様なので覚えておいてほしい。

ブラッシングをしてからの陰干しが基本

毛足の長いぬいぐるみはとくに、干す前にブラッシングをすることが重要だ。毛の流れと逆にブラシをかけることで毛を起こしておくとよい。そのうえで、風通しのよい場所で陰干しをする。天日干しのほうが速く乾くかもしれないが、紫外線でダメージを受けるおそれがあるため短時間に留めるか、最初から陰干しをおすすめする。

干し方は?

ピンチハンガーなどに直接ぬいぐるみを吊るすのは、型崩れなどの原因となるため避けたほうが無難だろう。網目の粗い洗濯ネットに入れてそのネットをピンチハンガーにかけるか、平干しで乾かそう。専用の平干しネットがなければ、角ピンチハンガーの上に寝かせるようにのせる方法でもよい。

6. コインランドリーで洗濯しても大丈夫?

サイズの大きなぬいぐるみなどはご家庭の洗濯機で洗えない場合がある。それこそ手洗いも大変だ。そうしたぬいぐるみは、コインランドリーの大型洗濯機で洗っても問題ないのだろうか?

コインランドリーよりはクリーニングがおすすめ

コインランドリーの洗濯機や乾燥機は弱水流コースなどを選べないものが多い。ドラムに叩きつけながら洗ったり乾かしたりするため、ダメージを受けるおそれもある。乾燥機も家庭用と違って高温(80℃以上など)になるため、やはりダメージが心配だ。そのため、できればぬいぐるみはご家庭の洗濯機か手洗いでキレイにすることをおすすめする。どうしても難しいときや、大切にしたいぬいぐるみなどはクリーニングに出すことを検討しよう。

7. 洗えないぬいぐるみは重曹でお手入れ

洗濯機も手洗いもNGのぬいぐるみは重曹でキレイにしよう。また天候が悪い季節は洗濯できるぬいぐるみでも乾きにくく、カビや雑菌の繁殖が心配になる。そうしたケースでも重曹を使ったお手入れが有効だ。重曹は弱アルカリ性で、手垢や皮脂などの汚れを中和するとともに消臭効果も期待できる。

重曹を使ったぬいぐるみのお手入れ方法

  • ぬるま湯100mlにつき小さじ1杯の重曹を溶かす
  • 重曹水を布に含ませてぬいぐるみを拭きとる
  • キレイな布を水に濡らして固く絞り、重曹を拭き取る
  • 風通しのよい日陰に干してしっかり乾かす
重曹は食用にも使われるため、赤ちゃんがよく触るぬいぐるみに使用しても安心だ。ただし掃除用(工業用)と食用、医療用など種類があるため、ぬいぐるみに使う場合は食用を選んでほしい。においが気になる場合は、大きめのビニール袋にぬいぐるみを入れて、重曹をまんべんなくまぶそう。しっかり口を閉じてひと晩放置し、掃除機で重曹を吸い取ればにおいが解消するはずだ。

セスキ炭酸ソーダを使う手も

頑固な油汚れや皮脂を落としたい場合は、アルカリ性の強いセスキ炭酸ソーダを使用するとよい。ただしアルカリには人間の皮脂を溶かす作用もあるため、必ずゴム手袋を着用することと、最後に入念な水拭きを必ず行うようにしよう。拭いたあとは、洗濯した場合と同様に陰干しを行いしっかり乾かすことを忘れないようにしよう。

8. ぬいぐるみのダニ対策

生きているダニは水につけてもほとんど死滅せず、掃除機をかけても繊維にしっかり絡みつき吸い取れない。したがって、ぬいぐるみを洗濯する前にまずは生きたダニを死滅させ、アレルギーのもととなるダニの死骸やフンを除去するというのが効果的だ。

ダニを死滅させるのに有効な方法

ダニは50℃の熱で20~30分、60℃の熱ならば一瞬で死滅するといわれている。黒いビニールへ入れて天日干しをする、布団乾燥機を使用する、静止乾燥付き洗濯乾燥機を使用するなど高温の環境に置くとよいだろう。中には、夏場に高温になった車の中に置いておく方もいるようだ。殺ダニ効果のあるスプレーを吹きかける方法もあるが、赤ちゃんやペットが口に入れたり触れたりすることが想定されるときは慎重に判断してほしい。

ダニの死骸・フンを除去する方法

死滅したダニはそのままではぬいぐるみに残ってしまう。吸い込むなどすればアレルギーの元になりかねないため除去することが重要だ。掃除機の吸い込み口にストッキングをかぶせるなどして、ゆっくりと掃除機をかけて吸い取ろう。

9. 洗濯のタイミングは汚れ具合で判断を

赤ちゃんや小さな子ども、ペットなどが触る頻度の高いぬいぐるみや、手垢や皮脂、食べ物の汚れが付いたぬいぐるみなどは雑菌が繁殖しやすい。ダニもヒトの皮膚や垢をエサにしているので、やはり触る頻度が高いぬいぐるみには繁殖しやすい。棚に飾ってあるだけのぬいぐるみとは、雑菌やダニの繁殖度合いは全く異なるだろう。つまり、ぬいぐるみを洗う頻度は一概には決められないのだ。

ぬいぐるみを洗うタイミングを見極めるコツ

触れる頻度の高いぬいぐるみや、赤ちゃんのよだれが付いたり外へ持ち出したりするぬいぐるみは、汚れたら早めに洗うように心がけよう。目安としては3カ月に1回といったところだが、もちろん汚れ具合によっては頻度を高めてもよい。また飾っているだけのぬいぐるみは、ダニのエサとなるホコリが気になった頃に洗うとよいだろう。少なくとも半年〜年に1回は洗濯しておきたいところだ。

結論

ぬいぐるみにはさまざまな汚れが溜まるだけでなく、ダニやカビが発生することもある。衣類のように毎日というわけにはいかないが、定期的に洗濯して清潔に保つことが大切だ。洗濯機でも手洗いでも意外と手軽に洗えるので、ぜひ紹介したやり方でキレイにするとともにダニ対策を講じておこう。

(参考文献)

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  • 公開日:

    2019年5月12日

  • 更新日:

    2024年4月22日

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