このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
揚げ物油の正しい保存方法は?NG例や適切な処分方法まで徹底解説!

揚げ物油の正しい保存方法は?NG例や適切な処分方法まで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2021年1月29日

油は正しく保存できているだろうか?保存方法を誤ると酸化が進むため注意が必要だ。本稿では油の保存方法について未開封のケース、開封済みのケース、NGな保存方法などを解説するとともに、正しい処分方法についても触れていく。揚げ物油の保存についても詳しく解説しているので、ぜひあわせて参考にしてほしい。

  
この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 未開封の油の保存方法

油が酸化する原因は主に光・熱・空気(酸素)である。これらに触れることで油は酸化しやすくなり、風味が落ちたり変色したりしてしまう。未開封のものは空気に触れることはないが、それ以外の要素は排除すべきだろう。すなわち直射日光や室内光が当たらない冷暗所に保存するのが正解だ。

もちろん、未開封でも窓の近くやコンロ、冷蔵庫の脇など温度が高くなりがちな場所に置けば劣化を招く要因となる。とくに半透明のプラスチック容器に入った油は、未開封でも周囲の環境の影響を受けやすいので気をつけよう。

2. 開封後の油の保存方法

開封後の油は、空気や熱にさらされやすくなるため酸化の速度も早まる。風味を落とさないためにも、しっかりキャップを閉めて密閉保存することが肝心だ。キャップが緩いと酸化が促進されるだけでなく、虫などが混入するおそれもある。当然、未開封のケースと同じく光の当たらない冷暗所に保存し、1~2カ月を目安に使い切るのが望ましい。

3. 揚げ物油の正しい保存方法は?

揚げ物油は一度使っただけで処分してしまうのはもったいない、という方も多いだろう。もちろん正しい方法で保存すれば再利用できることも多いが、その場合のやり方や注意点など基本的なところをおさらいしておこう。

揚げ物油は保存前に「こす」のがポイント

揚げ物油を再利用するには、油こし器などを使って揚げカスをしっかり取り除くことが大切だ。「油こし器」「油こし紙」「保存容器」を用意しよう。こし紙はコーヒーのフィルターやキッチンペーパーなどでもOKだ。また保存容器はできればホーロー製など油の保存専用のものを用意することをおすすめする。瓶を使うときは必ず耐熱温度を確認することだ。

揚げ物油の保存方法

調理が済んだ直後のまだ油が熱いうちに、網目の細かい「網杓子」でカスを取り除く。空気に触れている時間が長くなる分だけ酸化が進むうえ、粘り気が出てこしにくくなる。油が熱いうちに手早く行うのがコツだ。次に保存容器に、こし器とこし紙をセットしたら、油をこしながら注いでいく。油が完全に冷めたのを確認してからふたをして、通常の開封後の油と同様に冷暗所に保存すればよい。

揚げ物油は何回くらい使える?

これは調理方法によっても変わるが、一般的には再利用できるのは2〜4回といわれている。たとえば野菜を素揚げしたり天ぷらにしたりといった程度であれば、汚れはそれほどひどくないため再利用しやすい。一方、カツや魚のフライ、唐揚げなどは汚れやすくなる。

処分したほうがよい揚げ物油の状態とは?

2〜4回とはあくまで目安だ。1回しか使っていなくても、汚れたり酸化したりすれば再利用は避けたほうがよい。たとえば色が濃くなっていたり異臭がしたり、粘り気が出ていたりする油は劣化していると考えられる。また高温(180℃程度)になると煙が出る、加熱とともに気泡が消えにくくなるといった油も劣化していると考えよう。これらは再利用を控えたほうがよい。

酸化した油を使い続けるのがいけない理由

賞味期限切れの油や使い古した揚げ物油は、酸化が進んでいるおそれがある。少量の摂取で大きな健康被害はないとされてはいるものの「程度」がわからないため安心してはいけない。人によっては胸やけや胃の不快感が出たり、下痢やおう吐などの症状が出たりする場合がある。また酸化した油は「過酸化脂質」という物質が増えることから、身体にとって有害ともいわれている。見た目やにおいに変化が現れるほど劣化した油は使わないよう注意してほしい。

4. 不適切な油の保存方法とは?

油を保存するにあたってのNG例をまとめた。いずれも劣化を早めることになるため、正しい保存方法とセットで覚えておこう。

光の当たる場所で保存してしまう

お伝えしているように、光に弱い油を日光などが当たる場所に放置すると酸化が早まる原因になる。直射日光はもちろん、室内の蛍光灯なども同様なので避けるようにしよう。

高温の場所で保存してしまう

油は熱によっても劣化するため高温になる場所での保存もNGだ。コンロや暖房器具の側、冷蔵庫やレンジの真横など温度が上がりやすい場所にうっかり放置しないように気をつけよう。真夏に日差しが入る窓辺や車の中などに長時間放置すると、高温によって膨張し油が漏れだす危険もある。

冷蔵庫で長期間保存してしまう

油を冷蔵庫で保存することは、劣化を抑えるという点ではNGではない。しかし長い間冷蔵庫に入れておくと、油の成分が固まって濁った状態になったり凍ったりすることがある。品質に問題はないかもしれないが、使い勝手が悪くなるため長期間の保存はおすすめできない。

5. 揚げ物油の保存に便利なグッズを紹介

揚げ物油を保存するのにおすすめのグッズを紹介しよう。

オイルポット

ろ過と保存がひとつでできる「オイルポット」がおすすめだ。揚げカスをろ過する網とフィルター、それに保存容器がセットになっている。ろ過したらそのままふたをするだけという便利なグッズだ。何度でも使えてコスパのよい「網タイプ」のほか、フィルター交換は必要だが細かな揚げカスまで処理できる「フィルター・カートリッジタイプ」などがある。揚げ物の頻度によって選び分けるとよいだろう。

油の保存にペットボトルやガラス瓶はおすすめしない

使い古しのペットボトルやガラス瓶などを保存容器として使う手もある。だがペットボトルは耐熱性が低く、またガラス瓶もモノによってバラつきがあるなど危険だ。油をしっかり冷ましてから注ぐことが重要になるのだが、その冷ましている間に酸化が進むおそれがある。やはり専用の容器がおすすめだ。なお透明な容器で油を保存する場合、アルミホイルなどを巻いて光を遮断することで光から守るとよい。

6. 油の正しい処分(廃棄)方法も覚えておこう

保存方法も重要だが、不要になった油の処分方法も正しく知っておこう。すでに実践しているご家庭がほとんどかもしれないが、再確認の意味を込めて最後に解説させていただく。

新聞紙や布にしみ込ませる

空になった牛乳パックなどに新聞紙や捨ててもよい布を詰め、そこへ「冷めた状態の」油を流す。しっかり封をして燃えるごみとして処分しよう。牛乳パックがなければビニール袋などでもよい。

市販の凝固剤を使う

使用済みの油に混ぜると徐々に固まるというアイテムだ。もっとも手軽に処分できる方法なので、最初はこのやり方がよいだろう。固まったあとは燃えるごみとして処分できる。

廃食用油の回収に出す

自治体にもよるが、不要になった食用油を回収してくれるところもある。不明なときは一度ホームページで確認するか、問い合わせてみるとよいだろう。

流しに捨てるのは絶対にNG

当然、流しにそのまま捨てるのは絶対にNGだ。また新聞紙や布などにしみ込ませた油を、高温下にさらすのも控えたほうがよい。自然発火するリスクがあるためだ。

結論

深く考えずに油をシンク下などに保存しているご家庭は多いかもしれないが、実は光や熱を遮断する理にかなった場所である。開封後は密閉し、空気に触れさせないようにしよう。また酸化が進んだ油は食中毒に似た症状を引き起こすこともある。正しく保存するとともに、再利用する際は劣化にも十分気をつけよう。
  • 公開日:

    2019年11月10日

  • 更新日:

    2021年1月29日

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ