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水性ペンの落とし方を徹底解説!衣類や皮膚、壁や床のインクは落ちる?

水性ペンの落とし方を徹底解説!衣類や皮膚、壁や床のインクは落ちる?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2021年2月 5日

水性ペンのインクが衣類や手などについてしまった経験をした方も多いのではないだろうか?小さな子どもがいるご家庭なら壁紙や床に落書きされてしまうこともある。水性とはいえ濡らすだけでは落ちないことも多い。水性ペンのインクの落とし方を衣類や布、皮膚や壁紙、床や畳などに分けて解説するのでぜひ試してみてほしい。

  
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1. 水性ペンのインクは落とせる?

水性ペンのインクは色をつける成分「着色剤」と「水」を混ぜ合わせて作られている。軽い筆圧でもしっかり書けるうえ、書き続けていても疲れにくいメリットがある一方、水をはじくガラスやプラスチックには書くことができない。そんな水性ペンのインクは、油性よりも落としにくいとされている。その理由はなんだろうか?

乾くと素材に定着してしまう

たとえば衣類に付着した水性ペンのインクは、すぐさま対処すれば落とせることもある。だがいったん乾くと繊維に定着し、落ちにくくなる。そのうえ水洗いしようにもインクが滲んでしまい、シミが広がってしまうこともある。まさに時間が勝負になってくるのだ。とはいえ本稿では時間が経って定着してしまった水性ペンのインクの落とし方を紹介するので、焦らず試してみてほしい。

2. 水性ペンのインクが落ちるもの・落ちないもの

水性ペンのインクがついたのが手や顔など皮膚であれば、石鹸をつけて洗ったりお風呂に入ったりすることで徐々に落ちていく。一方で服や布、壁紙や床などについたインクは素材によって落ちやすさが変わる。たとえば筆記用具の開発・製造・販売を手掛けるゼブラ株式会社では、次のように説明している(※1)。ただしメーカーにより成分が異なるため、あくまで参考程度にしてほしい。

落ちるもの

皮膚、ガラス・せともの、ホワイトボードなどは水洗いや石鹸などを使って落とせる。

ほぼ落ちるもの

金属、ビニールなども、水洗いをすればほぼ落とせる。

インク汚れが残ることがあるもの

プラスチック、布(木綿・麻・毛・絹・ポリエステルなど合成繊維)、壁紙(ビニール系)は水洗いまたは石鹸などを使って落とせる場合があるが、インクが残ってしまうおそれがある。また毛や絹などで水洗いできないものは落とせない。

落とせないもの

紙、木、石・レンガ・ブロック、皮・合成皮革はいずれの方法でも落とせない。

3. 衣類や布についた水性ペンを落とすのに必要なもの

衣類や布などに付着してしまった水性ペンのインクを落とすときは、次のようなポイントを押さえておこう。

まずは「洗濯表示」を確認すること

水洗いOKであることが前提だ。洗濯表示を確認してみよう。「洗濯機」または「洗濯桶のマーク」あるいは「手洗イ」の文字や「手のマーク」があれば水洗いできる衣類である。「バツ」があればご家庭では水洗いできないため、クリーニング店に相談しよう。なお洗濯表示について詳しく知らない方は、消費者庁のサイトを紹介しておくのでぜひ一度目を通しておこう(※2・※3)。

白物は「還元系漂白剤」を用意する

  • 還元系漂白剤(ハイドロハイターなど)
  • 洗濯桶(洗面器)
  • 汚れてもよい歯ブラシ
以上を用意しよう。白物は色落ちの心配がないため強力な洗剤を使うことができる。その分、落とせる確率も高くなるというわけだ。鉄や錆びなどの汚れ、赤土によるシミなどを落とす力があるのが還元系漂白剤だが、水性ペンの着色剤を浮かせて落としやすくする作用もある。

色柄物は「液体洗剤」を用意する

  • 弱アルカリ性の液体洗濯洗剤(または食器用中性洗剤)
  • 汚れてもよいタオル数枚
  • 汚れてもよい歯ブラシ
色柄物には還元系漂白剤が使えないため、弱アルカリ性の液体洗濯洗剤を用意しよう。なければ食器用中性洗剤で代用してもOKだ。

4. 白物の服や布についた水性ペンの落とし方

お伝えしたように、いったん乾いてしまった水性ペンのインクは非常に落ちにくい。そのため完璧にキレイにできるとは言い切れないが、できるだけ早く次の落とし方を試してみよう。まずは白物の衣類や布に水性ペンのインクがついてしまったときの落とし方から説明する。

1.洗濯桶にぬるま湯をはり、還元系漂白剤を溶かす

用意した洗濯桶または洗面器(いずれもなければ洗面ボウルでもOK)に、40℃程度のぬるま湯をはろう。次に、パッケージに従って適量の還元系漂白剤を溶かす。

2.白物の衣類や布を浸け置きする

インクがついてしまった部分を「1」で作った洗濯液に浸し、1時間ほど置いておこう。

3.落ち具合を確認し、OKであれば洗濯をして干す

時間がきたら取り出して、シミの落ち具合を確認してみよう。完全に消すことは難しいため「かなり薄くなっていればよし」としよう。あとは、洗濯機でいつものように洗濯をして干せば完了だ。洗濯機がNGの衣類や布は手洗いをしよう。

思ったほどシミが落ちていないときは?

1時間浸け置きしたものの、ほとんどシミが抜けていないということもある。その場合は、ぬるま湯を交換して再び1時間ほど浸け置きしてみよう。ただしトータル2時間を超えないように注意してほしい。また毛や絹は30分以上浸け置きしないなど、使用に際しての注意点はいくつかある。必ずパッケージの使用方法や注意点をよく読んでから正しく使おう。

5. 色柄物の服や布についた水性ペンの落とし方

続いて、色柄物の衣類や布についた水性ペンのインクの落とし方を紹介しよう。

1.タオルを敷き、汚れた衣類や布をのせる

まずは汚れてもよいタオルを下に敷き、そのうえにシミが重なるよう衣類や布をのせる。

2.洗剤を数滴たらし、歯ブラシでトントン叩く

インクのシミをタオルに「移す」イメージで、トントン叩く。ゴシゴシこすると広がってしまうので気をつけよう。また下に敷くタオルは常にキレイな面を当てておきたいので、汚れが移ったらこまめに面を変えるなどしよう。

3.流水ですすぎ、洗濯をして干す

ある程度シミが落ちたら流水で優しくすすぎ、いつものように洗濯機で洗濯をして干せば完了だ。洗濯機がNGの衣類や布は手洗いをしよう。

6. 手や顔など皮膚についた水性ペンの落とし方

皮膚に水性ペンがついた場合は、徐々に落ちていくためそれほど心配しなくてもよいだろう。落とし方としては次のとおりだ。

皮膚についた水性ペンの落とし方

石鹸をよく泡立ててしっかり洗い、ぬるま湯ですすぐといった落とし方になる。手のシワなどに染み込んだ水性ペンのインクはすぐには取れにくいが、生活していく中で次第に落ちていく。入浴中や入浴後などはとくに落ちやすいのでそのタイミングでやるのもよいだろう。

7. 壁紙についた水性ペンの落とし方

子どもの落書きなどで壁紙に水性ペンのインクがついてしまうこともある。ビニール製の壁紙なら速やかに正しい落とし方をすればかなり落とせるが、凹凸の多い壁紙や紙製の壁紙は落ちにくい。また時間が経った水性ペンのインクは落としにくいので要注意だ。

壁紙の水性ペンの落とし方

ついてすぐであれば、汚れてもよい布に水を含ませてシミを拭く。時間が経ったものは完全には落ちないかもしれないが、布に石鹸を塗ってシミを拭き、最後に水に濡らして固く絞った布で拭き取るようにしよう。消毒用エタノールや除光液を使った落とし方もあるが、壁紙が変色するおそれがある。本稿では推奨しないが、試してみたいという場合は必ず目立たないところで変色などがないか確認してからにしよう。

8. 床や畳についた水性ペンの落とし方

床に水性ペンのインクがついた場合、素材やワックスの有無で落とし方が異なる。木材の場合は難しいがクッションフロアや畳の場合は次の落とし方を試してみよう。

フローリングは「フローリング用洗剤」で拭き取る

ワックスがかかっていないフローリングの床に水性ペンのインクがついた場合は、フローリング用洗剤を布につけて汚れを拭き取ろう。もしくはメラミンスポンジで軽くこするのもよい。ワックスがけがしてあるフローリングは、重曹や研磨剤の入っていないフローリング用洗剤を使う落とし方が有効だ。いずれの場合もフローリングの変色を防ぐため、目立たないところで試してからにするとよいだろう。

畳についたインク汚れには牛乳が有効?

畳に水性ペンのインクがついた場合には牛乳を使った落とし方が効果的だ。牛乳を染み込ませた布で畳のインク汚れをポンポンと軽く拭き取り、最後に消毒用のアルコールで牛乳が残らないように拭こう。湿っている場合は扇風機を当てるなどし、できる限り速やかに乾かそう。

9. 水性ペンの落とし方で重要なのは「スピード」

衣類をはじめいろいろな水性ペンのインクの落とし方を紹介してきたが、いずれにも共通していえることは「インクがついてしまったら速やかに処置をする」ということだ。とくに衣類や布は乾いてしまうと定着する。水洗いできればまだよいが、できない素材はさらに対処方法が限られてしまうなどどんどん落としにくくなる。外出先ですぐに洗えないときなどは、乾いたティッシュでつまんでインクを移すなど、できる限りの応急処置をしておこう。

結論

水性ペンは日常生活で頻繁に使うため、ふとしたはずみで衣類や壁紙、床などにインクをつけてしまうこともあるだろう。水性ペンのインク汚れは乾くと落ちにくくなるので、紹介した落とし方をできるだけ早めに試してみよう。

(参考文献)

  • 公開日:

    2020年2月19日

  • 更新日:

    2021年2月 5日

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