- 1. 柔軟剤を入れるタイミングはいつ?
- 2. 柔軟剤を入れるタイミングを逃したときは?
- 3. 柔軟剤を入れるときの注意点|効果を十分得るためのポイント
- 4. そもそも柔軟剤は必要?メリット・デメリットも理解しておこう
- 5. 柔軟剤の香りを長続きさせたいときは?
- 洗濯物がふんわりに仕上がる
- 肌触りや香りが心地よい
- 静電気の発生を抑える
- 花粉が付着するのを防ぐ
- 雑菌の繁殖を抑える
- 衣類を摩擦などのダメージから守る など
- タオルの吸水性が低下する場合がある
- 皮膚がかぶれる場合がある
- ランニングコストがかかる など
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1. 柔軟剤を入れるタイミングはいつ?
柔軟剤を入れる具体的なタイミングについて、洗濯機のタイプ別に解説する。
全自動洗濯機(縦型・ドラム式共通)|洗剤と同じタイミングで入れる
洗濯機の電源を入れて洗濯物を投入し、コースを選んだあと洗濯洗剤を投入するのと同じタイミングで柔軟剤を入れよう。投入口に入れた柔軟剤はすすぎのときに自動投入される。
二槽式洗濯機|最後のすすぎの直前のタイミングで入れる
二槽式洗濯機に柔軟剤を入れるタイミングは最後のすすぎの直前だ。多くは2回目だろう。1回目のすすぎが終わったらふたを開け、洗濯槽に直接投入する。洗剤が残っていると互いの効果を打ち消し合うため十分な効果が得られないので注意しよう。泡立っていないか(洗剤をよくすすげているか)確認してから入れると安心だ。洗濯の途中で投入することになるので入れ忘れにも注意だ。
手洗い洗濯|最後のすすぎの直前のタイミングで入れる
手洗いも、二槽式洗濯機と同じように最後のすすぎの直前に入れる。手洗いした洗濯物を、泡立たなくなるまで2〜3回水を入れ替えながらすすぐ。すすぎの水がキレイになったら新しく水をため直し、柔軟剤を適量入れる。3分程度、衣類を軽く押し洗いしたら脱水し、干して乾燥させるという流れになる。衣類を強くこすると生地が傷むため、優しく押してなじませるのがポイントだ。
コインランドリーの洗濯機|自動投入かどうかでタイミングが変わる
【自動投入の場合は持参不要】
近年のコインランドリーは、洗剤や柔軟剤を自動投入するタイプの洗濯機が主流だ。柔軟剤を持参する必要はなく、洗濯物を入れてスイッチを押せば最適なタイミングで投入してくれる。そのため改めて洗剤や柔軟剤を投入してしまうと成分が残ってしまうおそれがある。したがって「自分では何もせず、すべて洗濯機にお任せする」が正解だ。
【手動投入する洗濯機だった場合】
このタイプの洗濯機は、投入口がある洗濯機とない洗濯機に分かれる。投入口がある洗濯機の場合は洗剤と同じタイミングで柔軟剤専用の投入口に入れておこう。投入口がない洗濯機の場合は、最後のすすぎの直前だ。
自動販売機があるコインランドリーなら洗剤や柔軟剤を購入できるので、基本的に自分で用意する必要はないが、売り切れや故障で使用中止といったことも考えられる。念のため、1回分をボトルに入れるなどして持参するとよいだろう。好きな柔軟剤を使いたいときも持参がおすすめだ。
シートタイプの柔軟剤を入れるタイミングは?
液体ではなく、シートタイプの柔軟剤も市販されている。洗濯機ではなく乾燥機に入れて使用するものだ。こちらは、洗濯が終わったあと、洗濯物を乾燥機に入れるタイミングで乾燥機に入れよう。ただし洗濯から乾燥までノンストップの洗濯乾燥機だった場合は使えない(途中で止められない)ので覚えておこう。
2. 柔軟剤を入れるタイミングを逃したときは?
うっかり柔軟剤を入れるタイミングを逃してしまった場合、対処方法はあるのだろうか?
柔軟剤を入れ忘れたときの対処方法
投入口がある洗濯機なら、一時停止をしてあとから投入できる。ただし入れられるタイミングは最後のすすぎが始まる前までだ。あるいは洗濯槽に直接入れる方法もあるが、ドラム式洗濯機は途中で扉を開けられないため、今回は諦めて次回、忘れないように心がけよう。
また洗濯槽上部のふちに投入口がある洗濯機の場合、最後のすすぎをする際に洗濯槽に直接投入するとよい。ただしメーカーや機種によって対処方法が異なる場合もあるため、事前に取扱説明書で確認しておこう。いずれのタイミングも逃してしまったときは、潔く諦めて次回に持ち越しだ。
3. 柔軟剤を入れるときの注意点|効果を十分得るためのポイント
柔軟剤は使い方ひとつで効果が得られなくなることがある。心当たりがある方は、次回の洗濯から意識してみよう。
洗剤と混ぜると違いの効果を打ち消し合ってしまう
柔軟剤には衣類をコーティングする役割がある。陽イオン性界面活性剤の作用によって繊維の滑りがよくなり、ふんわり仕上がる仕組みだ。繊維の奥へ入り込んで汚れを落とす洗剤と混ざると、お互いの効果を打ち消し合ってしまう。
したがって、洗剤と柔軟剤を同時に洗濯槽に入れても十分な効果は得られない。洗剤をキレイにすすいだあとのタイミングで柔軟剤を投入するのが正解だ。
洗濯物の量が多すぎると柔軟剤の効果が行き届きにくい
洗濯物を詰め込みすぎると洗濯液が十分行き届かなくなる。水流も滞り、汚れが落ちにくくなってしまう。すすぎが不十分となり洗剤が残れば、柔軟剤の効果も半減してしまうことになる。洗濯機の容量の7割程度がベストとされているので、この量以下に抑えるように心がけよう。
洗剤や柔軟剤は適量を守る
多く使えばそれだけ汚れが落ちる、ふんわり仕上がる、香りがつきやすいということはない。繊維に成分が残ってしまえば雑菌の繁殖を招くし、柔軟剤は吸水性などを低下させるおそれもある。適量を守るようにしよう。
すすぎの回数に注意する
すすぎを1回に設定していると、洗剤が残ってしまい柔軟剤の効果が十分に得られなくなる場合がある。柔軟剤を使うのであれば2回以上に設定するのを忘れないようにしよう。
脱水のかけすぎにも注意する
脱水しすぎると柔軟剤の成分がどんどん吹き飛んでしまい、せっかくの効果が得られないことがある。脱水を2回も3回もかけることはまずないかもしれないが、念のためお伝えしておこう。
4. そもそも柔軟剤は必要?メリット・デメリットも理解しておこう
ところで、柔軟剤とは何のために使うのか考えたことはあるだろうか?せっかくなのでメリットやデメリットについてもこの機会に知っておこう。
柔軟剤を使うメリット
お使いの柔軟剤の成分などにもよるが、おおよそこのようなメリットがある。一方で、次のようなデメリットも存在する。
柔軟剤を使うデメリット
柔軟剤に含まれる界面活性剤は、表面に付着することで摩擦などのダメージから繊維を守ってくれる。しかしその一方で、吸水性を低下させるというデメリットがある。また肌が弱い方や敏感肌の方などは、界面活性剤の影響で皮膚がかぶれてしまうことがある。そのほか、当然だがランニングコストがかかるというのも、柔軟剤のデメリットといえるだろう。
5. 柔軟剤の香りを長続きさせたいときは?
柔軟剤の香りがどうも長続きしないという場合、単純に鼻が香りに「慣れた」ことも考えられるが、柔軟剤を正しく使えていないことも考えられる。次のような方法を試してみよう。
1回の洗濯物の量を減らす
お伝えしたように、洗濯物の量が多いと洗剤や柔軟剤が十分に行き渡らなくなるおそれがある。その分だけ効果も薄れてしまうため、多いと感じるときは減らしてみよう。
まずは「洗い」でしっかり汚れを落とす
汚れや汗のにおいなどが残っていると、柔軟剤の香りが十分に感じられないことがある。まずは洗濯でしっかり汚れを落とすことに注力しよう。素材などにもよるが、酸素系漂白剤を使った浸け置きなどもおすすめだ。
結論
柔軟剤の効果は投入するタイミングで決まる。全自動や二槽式、手洗いやコインランドリーなど、洗濯機のタイプや洗い方によって適切なタイミングが異なるため、ぜひ本稿を参考にしていただくと同時に、十分な効果を得るための使い方もマスターしてほしい。また柔軟剤にはメリット・デメリットがある。この機会にぜひ豆知識として身につけておこう。
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