どんな保存方法が最適？【ボロネーゼソース】の正しい保存方法

ボロネーゼとは、ひき肉と、にんにく、玉ねぎ、人参、セロリ、トマトなどの野菜をオリーブオイルで炒めてワインで煮込んだソースを、タリアテッレというきし麺のような生パスタと合わせたものだ。

このボロネーゼのソースは、野菜と肉をたくさん使っているため、栄養もボリュームも満点である。また、ボロネーゼのソースはアレンジがしやすいので、いろいろな料理に使うことができる。そのため、ボロネーゼのソースを作るときは、多めに作って正しい方法で保存しておくと便利であり。

では、ボロネーゼのソースの正しい保存方法を知っているだろうか。間違った方法で保存をしてしまうと、せっかく作ったボロネーゼのソースの味は落ちてしまう。これから、ボロネーゼのソースの正しい保存方法や解凍方法、保存期間などを詳しく解説する。

ボロネーゼのソースは、冷蔵庫で保存ができる。その方法を紹介する。ボロネーゼのソースは、冷蔵保存する前に必ず粗熱を取ること。熱いまま容器に移し替えるのは危険だし、ソースが熱いまま容器のふたをすると、ふたの内側に水分が付く。水分が出たソースは、次に食べる時に水っぽくなってしまい、美味しさが半減してしまう。

ソースの粗熱をしっかり取ったら、密閉ができる保存容器に入れて冷蔵保存する。保存期間は、3日～1週間と覚えておいてほしい。ボロネーゼのソースをもっと長く冷蔵保存したいという場合は、作る時にセロリを使うこと。セロリは、栄養があるだけでなく、防腐剤としての役割も果たしてくれるのだ。

次に、ボロネーゼのソースの冷凍保存についてだ。ボロネーゼのソースを冷凍保存する時は、冷凍可能な保存容器より、ジッパーが付いた保存用の袋をおすすめする。袋を使って冷凍保存していれば、次に使う時に、欲しい分だけを割って使うことができるからだ。

冷凍保存する時のポイントは、冷蔵保存の時と同じように、袋に入れる前にボロネーゼのソースの粗熱をしっかり取っておくこと。そして、袋に入れたソースをできるだけ薄く平らにし、空気を入れないことだ。袋に空気が入ったまま保存してしまうと、ソースが酸化して味が落ちてしまう。さらに、隙間に水分が付着し、カビが発生しやすくなってしまう。冷凍する時は、できれば急速に冷凍すること。

ボロネーゼのソースを作ったら、その日のうちに保存すると、味や風味があまり落ちずに保存することができるだろう。冷凍保存をした時の保存期間は、2～3週間と覚えておくこと。

冷凍保存したボロネーゼのソースの解凍方法はいくつかある。ひとつ目は、必要な分だけソースを取り出し、鍋に入れて弱火にかける方法。強火では焦げてしまう可能性があるので、弱火でゆっくり温めてほしい。

ふたつ目は、電子レンジを使う方法。ソースを必要な分取り出し、耐熱容器に入れてラップをかけて加熱する。電子レンジで加熱をする時は、ボロネーゼのソースに含まれている油分が高温になって危険なため、必ず耐熱容器を使用してほしい。加熱中に途中で取り出してかき混ぜると、均一に温めることができるだろう。

加熱が終わってラップを外す時も、かなり熱くなっていてやけどをする危険があるので注意してほしい。また、ジッパー付きの保存袋で冷凍保存した場合は、流水や湯せんでの解凍方法もある。とくに、湯せんでじっくり温めると、より美味しくソースを解凍できるだろう。

解凍したボロネーゼのソースは、パスタと合わせる以外にも、アレンジも簡単にできる。ごはんにかけるだけでも美味しく食べることができる。ほかにも、じゃがいもやなすなどの野菜にかけてチーズをのせて焼いたり、パイ生地に包んでミートパイにしたりなどアレンジ方法は多種多様にある。いろいろな料理に合わせやすいので、ぜひアレンジを楽しんでほしい。

ボロネーゼのソースは、冷蔵でも冷凍でも保存ができる。粗熱をしっかり取ることを忘れずに、それぞれ正しい方法で保存すれば、味を落とさずに長期保存が可能になる。ボロネーゼのソースは大量に作って保存をし、いろいろな方法で最後まで楽しんでほしい。