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見た目はレモンなのに甘い?柑橘類【ハルカ】の特徴と由来とは

投稿者:
ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:
管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年6月25日

見た目と味にギャップがある食品はいろいろある。ハルカという柑橘もその一つだ。レモンイエローの表皮からは酸っぱさをイメージするが、食べてみると意外にも甘い。そんなギャップが魅力のハルカとはどのような柑橘なのか、特徴や由来を探っていく。

1. ハルカの特徴

ハルカは1玉あたり200g前後で大きさはテニスボールほどだ。果皮が明るいレモンイエローをしているため、酸っぱそうに見える。また、果肉の色もレモンに似ている。ほかの特徴として注目したいのは、お尻の部分(果頂部)に見られるリング状のくぼみである。日向夏(ニューサマーオレンジ)と色や形はよく似ているが、この独特のくぼみがあるのはハルカだけだ。
ハルカの糖度は11度と特別高いわけではないが、酸味が低いため優しい甘さを感じられる。香りがよくあと味がさわやかなので、さっぱりとした柑橘が好きな人にも好まれるだろう。見た目からはレモンやグレープフルーツのような味を想像されがちだが、それらとはまったく違う、すっきりと甘い独特の味わいがハルカの魅力だ。

2. ハルカの誕生と由来

ハルカの誕生は自然交雑実生の育成からなる。福岡県糸島郡二丈町にある石井徳雄氏の自宅で発見されたのがはじまりだ。1980年に、日向夏と甘夏が自然交配している状態の苗木を石井氏自ら発見し、「高接ぎ」と呼ばれる方法で接ぎ木をして育てたところ1986年に実がなった。その実を調査した結果、奇跡的に品質がよかったため増殖・育成を続け、1996年に品種登録したのだ。ちなみに、石井氏が庭に日向夏の種を捨てたのがハルカ誕生のきっかけだったとか。
登録出願の際には、「円香」という名称だったが、類似した「紅まどか」というものが登録されていたため、ハルカに変更。春に出回る香り豊かなみかんにぴったりの、可愛らしい名前となった。

3. ハルカの旬と入手方法

ハルカの旬は一般的なみかんが終わりを迎えるころと入れ替わるように出回る。2月初旬から3月下旬にかけて多く出回り、食べごろも同じ時期だ。いわゆる春みかんという位置づけといえるだろう。
ハルカの栽培地は広島県と愛媛県が多く、長崎など九州でも多く生産される。生まれ故郷の福岡県・二丈町でも多くの農家が生産している。比較的新しい柑橘だが、全国に出回るようになってきたため、旬になればスーパーや青果店で見かけることもあるだろう。生産地では直売所や産地直送便での販売も盛んに行われるため、ぜひチェックしてみてほしい。

4. ハルカの美味しい食べ方

ハルカを店頭で購入する際は、重みがあり表皮にはツヤと張りを感じられるものを選ぼう。リング状のくぼみがくっきりしているほうが美味しいという話もあるが、科学的根拠は認められていないためあまり気にしなくてもいい。購入後は、1週間ほどなら冷暗所での常温保存が可能だ。皮が厚いため日持ちはいい分、追熟が必要ないため早めに食べたほうが鮮度も味も劣らない。1週間を過ぎる場合は保存袋に入れ野菜室で保管しよう。
ハルカは皮から果肉がはがれにくく皮も硬めのため、手でむくよりはナイフを使って削ぎ落したほうがきれいに取り除ける。もしくは、オレンジのようにスマイルカットにするか、半分に切って種を取り除いてから果肉をスプーンですくって食べよう。また、ハルカは日向夏から生まれた子どもなので、皮のアルベド(白いワタのような部分)も食べることができる。外皮ごと細切りにしたものを砂糖で煮て、ジャムに加工したり煮詰めて食べたりしても美味しい。マリネやサラダにも合う。

結論

春のみかん・ハルカの魅力をお伝えしてきた。旬になれば八百屋などでも見かけることがあるのではないだろうか。リーズナブルなので気軽に家族で楽しめるのも魅力だ。見た目と味のギャップをぜひ確かめてもらいたい。
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