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タコライスとは?その誕生や歴史などの基本からアレンジ具材まで紹介

タコライスとは?その誕生や歴史などの基本からアレンジ具材まで紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年11月 9日

沖縄県の代表的なB級グルメ・ソウルフードである「タコライス」。白いご飯の上にタコミート・レタス・チーズ・トマト・サルサソースなどがかかっている料理であり、全国的にも非常に有名な沖縄料理として知られている。今回はそんな非常に有名な「タコライス」の誕生や歴史などを詳しく解説する。また、基本的な作り方やおすすめアレンジアイデアなども確認していこう。

  

1. タコライスとは?

タコライスとは、沖縄県で誕生したご飯の上にタコスの具材(タコミート・レタス・トマト・チーズなど)とサルサソースをかけた料理のこと。沖縄県のB級グルメ・ソウルフードの一つとして、全国的にも知名度が高いことで知られている。また、その人気の高さから大手飲食チェーンやお弁当チェーンなどに、タコライスがメニュー(期間限定メニュー)として加えられていたことがある。

2. タコライスの歴史や由来とは?

いまでこそタコライスは全国区の料理となっているが、実は1984年に誕生した料理でありその歴史は意外に浅い。そんなタコライスの誕生や由来についても確認しておこう。

タコライスの誕生と歴史

タコライスは、1984年に沖縄県金武町にある「パーラー千里」のオーナー・儀保松三さんが作り出した。その翌年に、儀保さんはタコライス専門店「キングタコス」を設立。このお店を通じてタコライスは沖縄全土に知られるようになり、やがて沖縄県のB級グルメ・ソウルフードとして根付いていくことになる。なお、「パーラー千里」は2015年6月29日に閉店している。

タコライスの由来や経緯

儀保さんがタコライスを考案した背景には、1973年に導入された変動為替制が関係しているといわれている。この制度が導入されてから円高ドル安が加速し、沖縄県に駐在していたアメリカ兵は緊縮を迫られていた。そんなアメリカ兵を見て、儀保さんは安くてボリュームがある「タコライス」を考案。それが見事アメリカ兵の胃袋を捉え話題を呼び、沖縄中に広まるようになったといわれている。

3. タコライスの基本的な作り方

タコライスは家で作ることも可能だ。必要な材料はご飯のほかは、基本的にはタコスと同じ。タコミート(牛豚合い挽き肉・玉ねぎ・塩コショウ・スパイス類など)、トマト、レタス、チーズ、トマトケチャップなどを用意しよう。これらの食材を準備したら、以下のような手順でタコライスを作ろう。

タコミートの作り方・手順

  • 玉ねぎをみじん切りにしておく
  • 油を引いたフライパンで玉ねぎを炒める
  • (2)に牛豚合い挽き肉を加えて炒める
  • (3)に塩コショウ・スパイス類を入れる
  • 全体を混ぜ合わせて味を調えたら完成

タコライスの作り方・手順

  • トマトを1cm角に切り、レタスを千切っておく
  • お皿にご飯を盛ってからレタスとチーズを乗せる
  • (2)の皿にトマトを乗せて、サルサソースを掛けたら完成

【タコライスを美味しく作るポイント】

  • チーズはピザ用の溶けるチーズがおすすめ
  • タバスコで辛味をプラスするのもおすすめ

4. タコライスのアレンジアイデア

元祖タコライスはご飯とタコミートだけを使ったシンプルな料理であったが 、現在ではご飯の上にさまざまな具材をトッピングするのが主流となっている。また、中にはアボカドや照り焼きチキンなどをトッピングしているものもある。 ここではそんなタコライスのアレンジアイデアを2つ紹介する。

アレンジ1.オムタコライス(オムタコ)

人気のアレンジアイデアの一つに「オムタコライス(オムタコ)」がある。アレンジは簡単で、別のフライパンで薄焼き卵を作っておき、それをタコライスの上に乗せるだけだ。卵のまろやかさと美味しさがプラスされて、ちょっと豪華なタコライスを楽しむことができる。

アレンジ2.ヘルシータコライス

タコライスをヘルシーに食べたいなら、合い挽き肉を豆腐に変えて「豆腐タコス」を使うのがおすすめだ。豆腐タコスの作り方は通常のタコミートとほとんど同じで、合い挽き肉の代わりに水切り豆腐を使うだけである。この豆腐タコスを使うだけで、簡単にタコライスをカロリーオフできる。
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5. タコライスに関するよくある質問

ここまでタコライスの基本からアレンジアイデアまで詳しく解説してきた。しかし、まだタコライスに関する疑問や質問などがあるだろう。そこで最後にタコライスのよくある質問・疑問に回答する。

Q1.そもそもタコスってどんな料理?

タコライスは、テクス・メクス料理である「タコス」と「ライス」を合わせた言葉である。そんなタコライスの由来ともなったタコスとは、トルティーヤと呼ばれる生地にタコミートや野菜類、サルサソースなどを乗せて包んだ料理のこと。沖縄県には米軍統治下時代に持ち込まれたとされており、その後、米軍基地周辺の飲食店を中心にタコスを提供し始めたという歴史があるそうだ。
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Q2.蛸が入ったタコライスもあるの?

一般的にタコライスというと、沖縄県のB級グルメ・ソウルフードを指すことが多い。しかし、日本では古くから魚介類のタコが入ったタコライスも食べられてきた。ただし、タコが入ったご飯は「タコ入り焼き飯」「タコ入り炊き込みご飯」などと呼ばれることが多くなっている。なお、アレンジレシピの一つとして、「タコ入りタコライス」が紹介されていることもある。

結論

1980年代に沖縄県で誕生したタコライスは、今では日本全国で知られている名物料理となった。そんなタコライスは、家でも作ることができるほか、沖縄料理店やインスタント食品などでも食べることができる。ぜひ気になるなら近くで食べられる場所、インスタント食品を販売しているオンラインショップなどを探してみよう。
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  • 公開日:

    2019年6月30日

  • 更新日:

    2021年11月 9日

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