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これぞ柑橘類の大トロ!新品種【せとか】の魅力を見逃すな

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年7月16日

みかんやオレンジに高級品というイメージを持つ人はほとんどいないだろう。ところが、柑橘界にもほかとは違った魅力を持つ特別な品種がある。それが「せとか」だ。まさに「柑橘の大トロ」といわれるせとかの魅力をたっぷり紹介しよう。

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1. せとかの特徴

せとかはミカン科ミカン属タンゴール類に分類される品種である。大きさは、タンゴール類の中では比較的大きめの250g程度。果皮は橙~濃橙色で、表面がなめらかで美しい。見た目のよさもさることながら、なんといっても最大の特徴はその豊かな味わいにある。

せとかは糖度が非常に高く、果肉もトロッとやわらかい。果汁も多くジューシーでオレンジのような濃厚な味わいを楽しめる。さらに果皮も薄く実がぎっしりと詰まっているため、食べごたえバツグンなのだ。外皮だけでなく果肉を包む袋(じょうのう膜)も薄く口の中に残りにくいため、普段みかんを袋ごと食べない人でもせとかなら食べられるとか。

一度食べたら虜になってしまう魅惑の柑橘だが、難点として挙げられるのは、希少な品種のため価格が高いことだ。果皮もやわらかく傷付きやすいため、傷がなく糖度の高いものは高級進物用として取り扱われている。

2. せとかの誕生と由来

せとかは、長崎県の果樹研究所において「清見オレンジ」と「アンコールオレンジ」を交配させたものに、「マーコット」を掛け合わせ育成された柑橘だ。2001年に品種登録された平成生まれの新しい品種である。清見は「宮川早生」と「トロビタオレンジ」の交配種、アンコールも「キング」と「地中海マンダリン」の交配種であり、さらにマーコットもアメリカのみかんとオレンジとの交配種である。せとかは、それぞれの品種のいいとこどりで生まれたのだ。

「せとか」という品種名の由来は、育成地である長崎県口之津町から望む海峡「早崎瀬戸」と、瀬戸内地域での栽培への期待から「せと」。また、みずみずしいオレンジの香りが魅力的なことから「香」を合わせ名付けられた。

3. せとかの旬と入手方法

せとかの旬は栽培方法によって異なる。ハウスでの加温栽培・少加温栽培のものは早ければ12月中旬頃から、露地栽培のものは2月頃から収穫が始まる。食べごろの旬はハウス栽培が12月下旬〜2月、露地栽培が2~3月下旬までとなっている。せとかは全国のみかん産地で栽培されるが、数はまだ多くない。主な生産地としては愛媛県がトップで全国の約7割の収穫量を誇り、佐賀県・広島県・長崎県・和歌山県と続く。

せとかは希少な柑橘のため、一般的なみかんやオレンジのようにどこでも購入できるわけではない。中には1玉あたり1000円ほどもするものもあるくらい、高級な品種として取り扱われている。B級品でも1玉200~300円はするため、気軽に食べられる柑橘とはいえないだろう。生産地では店舗で見かける機会もあるだろうが、確実に入手したいなら産地直送便などで取り寄せよう。

4. せとかの美味しい食べ方

せとかは手に取ったときにずっしりと重みがあり、ヘタの部分が枯れていないものを選ぶとよい。また、形も高さのあるものよりやや扁平のもののほうが美味しいといわれる。保管は冷暗所であれば常温で問題ない。冷蔵庫での保管は低温障害を起こす可能性があるため、冷暗所がない場合はラップにくるみ袋に入れ野菜室で保管しよう。いずれにしても鮮度の高いうちに食べたほうがよい。

せとかの皮はむきやすいため、みかんのように手でむくことができる。果汁がたっぷりなので袋ごと食べよう。半分にカットしてスプーンですくって食べる方法もある。果汁を絞ってジュースにして飲むのもおすすめだ。シャーベットやゼリーなどに加工、また色が鮮やかなので果肉をスイーツのトッピングにするのもよいだろう。

結論

せとかは柑橘類にしては高価だが、それだけの価値がある特別な品種だ。家族へのプレゼントということで、ちょっと奮発して取り寄せてみてはいかがだろう。「柑橘の大トロ」といわれるその味わいをぜひ一度試してもらいたい。
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