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ビールの香りのチーズ【エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエール】とは?

投稿者:ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年12月 3日

ベルギー南部で作られる「エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエール」。舌を噛んでしまいそうな名前で、日本ではあまりなじみがないが、ベルギーでは有名なウォッシュチーズをもとにして作られている。製造時にビールが使われているため、ワイン好きのみならずビール好きにも愛されるチーズだ。今回はそんなエルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールについて紹介しよう。

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1. エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールの特徴

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールは牛のミルクから作られるベルギーのウォッシュチーズである。ベルギーの代表的なウォッシュチーズに「エルヴ」というチーズがあり、エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールはこのエルヴをもとに作られた。
通常のエルヴは表皮を塩水で洗いながら熟成させるが、エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールは塩水で洗ったあと、ベルギービールで洗って熟成させる。強い香りのなかにもどこか香ばしさを感じる風味が特徴で、ねっとりとした食感がある。

味や香り

近年では多くの人が食べやすいようにクセを抑えたウォッシュチーズが多く製造されている。しかし、エルヴは昔ながらのクセの強い香りと塩味の効いた味が特徴だ。エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールも当然その特徴を受け継いでいるため、食べ慣れていない人には驚きの風味である。あまりの刺激の強さに口から出してしまいそうになるが、食べ進めると鮮烈な香りのなかに、ベルギービールの旨みを感じることができる。チーズ自体も香りに負けないしっかりとした味があるので、よく噛んで味わってみてほしい。ウォッシュチーズ特有のクセのある香りとベルギービールのコクが絶妙にマッチしているのが分かるはずだ。

もうひとつの<エルヴ>

エルヴをもとに作られたチーズはエルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールだけではない。「エルヴ・ペケ・ジェネヴァ」は表皮をペケというベルギーの蒸留酒で洗って作られる。エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールのように塩水で洗う行程がないので、やや塩味は穏やかだが、こちらも香りには強いクセがある。機会があれば食べ比べてみるとよいだろう。

2. エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールの産地や食べごろ

エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールはベルギー南部のワロン地方で作られる。ワロン地方ではエルヴ以外のウォッシュチーズの製造もされており、有名な「シメイ」やトラピストチーズに認定されている「オルヴァ」もこの地方で作られている。

食べごろ

ウォッシュチーズは熟成期間が長くなるにつれて刺激臭が増すので、なるべく早く食べるのが鉄則だが、クセの強いエルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールはとくに早めに食べるのがよいだろう。店頭で購入する際には製造日をチェックすることをおすすめする。

3. エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールの食べ方

風味の強いエルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールは薄くスライスして、少しずつかじりながら食べるのがおすすめである。クセがあるので、料理には合わせにくいがパンやクラッカーと合わせて食べてもよい。また、ホップによる若干の苦みを和らげるために果物や野菜と一緒に食べる人もいるようだ。軽く焼いたり、炙ったりしてもいいだろう。

相性のよい飲み物

ウォッシュタイプのチーズはウォッシュに使用した酒との組み合わせがベストである。ベルギービールは日本でも手に入りやすいので、エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールを手に入れた際には最寄りの酒店に行ってみよう。冷蔵庫から出したばかりのものよりも、常温に戻したもののほうがベルギービールのコクを感じやすいので、晩酌の少し前には用意しておくとよい。
ベルギービール以外では、エルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールの強い香りに負けないようなスパイスの効いた酒との相性もよい。また、意外にも現地ではコーヒーに合わせることもあるという。

結論

エルヴを地元のベルギービールで洗って熟成させたエルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールについて紹介した。ウォッシュチーズ独特の香りばかりに注目してしまいがちだが、その中にもベルギービールのコクと苦みが感じられる奥深い味わいだ。ベルギービールが好きな人にはぜひ一度試してもらいたいチーズである。
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