【レアチーズケーキ】の賢い保存方法とは？長期保存できる？

クリームチーズをたっぷりと使い、ほのかにレモンが香るレアチーズケーキは、極寒の時期も猛暑の季節も美味しく食べることができる稀有なるスイーツである。
乳製品を使用していることから、購入後や調理後にはなるべく早く食べるという人も多いだろう。
改めて、レアチーズケーキの保存方法や賞味期限をみてみよう。

ベイクドチーズケーキと違い、火を通さずに作るレアチーズケーキは当然早めに食べるのが条件である。ケーキ屋やコンビニなどで販売されているレアチーズケーキも、1～2日が賞味期限というのが通常である。自宅で作る場合は、3日くらいまでならば問題ないとされているが、生菓子であることから風味が落ちることは避けられない。とくに、レアチーズケーキの特徴である酸味が、日を追うごとに落ちてしまう。

レアチーズケーキは、クリームチーズ独特の香りがあることから、しっかり密閉して冷蔵庫に保存することが望ましい。ラップやジッパー付き保存袋などを使用するのがよいだろう。
また、レアチーズケーキは乾燥すると風味が落ちる傾向にある。そのため、ラップなどで表面を保護することは、これを避ける効能もあるため一石二鳥といえる。また、可能であれば切った状態ではなく、ホール状のまま保存するほうが乾燥は避けることができる。

せっかく作ったレアチーズケーキ、賞味期限内に食べきれそうにないという状況も多々ある。とくに、クリームチーズをふんだんに使用するレアチーズケーキは胃にずっしりとくるため、一度に食べきれないことが多い。
果たして、レアチーズケーキは冷凍できるのであろうか。その場合の保存期間はどのくらいになるのだろう。

レアチーズケーキは、冷凍保存が可能である。しかし、最大で2～3週間程度が限度とされている。長期保存をして霜がついてしまうと、冷凍焼けしてしまうこともある。
冷凍保存したいレアチーズケーキは、1食分ずつに切り、ジッパー付きの袋などに入れ空気を抜く。その後に冷凍室に入れるのである。この場合も、クリームチーズの香りが冷凍庫内のほかの食材に移らないよう密封する必要がある。また、短期間で冷凍させたほうが美味しさを損なうことがない。

もともと冷菓であるレアチーズケーキは、電子レンジなどを使って解凍することには向いていない。あくまでも、食べる分だけを自然解凍するのが理に適っている。たいていは、自然解凍に5時間ほど要する。あくまで、室温よりも低温解凍が基本の基である。
また、少し凍ったままのレアチーズケーキをシャーベットの間隔で楽しむ人もいるようである。解凍したレアチーズケーキは、少なくとも2日以内には食べてしまわないとこれまた味が落ちることになる。

フレッシュな食感が身上のレアチーズケーキは、冷蔵にしろ冷凍にしろ保存期間が長くなるにつれて徐々に風味は落ちていく。
保存後に口にして「少し味が落ちたかな」と思ったら、ジャムやホイップクリームなどを加えてメリハリをつけるのもよいだろう。
また、フルーツソースからは水分が出やすいため、冷凍はともにしないほうがよい。まずはシンプルなレアチーズケーキを作って小分けにして冷凍し、フルーツソースは食すときに加えるほうが美味しく食べることができる。

フレッシュな感覚のレアチーズケーキは、早めに食べるのが何よりも望ましい。しかし、ある程度の期間であれば保存は可能である。冷凍保存をする際には、短期間で冷凍することを心がけよう。とくに重要なのは解凍方法で、時間はかかっても低温解凍するほうができたての美味しさを堪能できる。わずかな工夫と手間を惜しまず、美味しくレアチーズケーキを食べてほしい。