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ツウ好みのチーズ【ラミ・デュ・シャンベルタン】の特徴を解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月 7日

皇帝ナポレオンが愛飲したといわれる名ワイン「シャンベルタン」のために作られたことから「シャンベルタンの友」と呼ばれるチーズが ラミ・デュ・シャンベルタンである。同じブルゴーニュ地方で作られるチーズであるエポワスを手本にして、マール酒で洗いながら熟成させているので、芳醇で独特の強い香りがありツウ好みのチーズといわれている。今回は、ラミ・デュ・シャンベルタンの特徴や美味しい食べ方など解説しよう。

1. ラミ・デュ・シャンベルタンの特徴

ラミ・デュ・シャンベルタンは、フランス語でシャンベルタンの友達を意味するウォッシュタイプのチーズである。シャンベルタンとは、かの皇帝ナポレオン・ボナパルトが愛飲したといわれるブルゴーニュ地方を代表するワイン「ジュヴレシャンベルタン」で、ラミ・デュ・シャンベルタンはそのワインを楽しむために作られたチーズといわれている。

ワインを作る際に出るブドウの搾りかすで作ったブランデー「マール酒」で洗い流しながら熟成させるので、チーズの表面はオレンジ色でしっとりと濡れており、強いにおいがある。芳醇で独特の香りは、ミルクが発酵したことによるにおいであるが、魚や古漬けのにおいにたとえられるほど強烈である。しかし、口に入れれば熟成したミルクの濃厚な旨みや甘み、とろけるようなクリーミーな味わいが広がり、チーズ通に好まれる本格派のウォッシュタイプチーズである。そのため、チーズ初心者やウォッシュタイプチーズのにおいやクセが苦手な人にはおすすめできない。

2. ラミ・デュ・シャンベルタンの産地と歴史

ラミ・デュ・シャンベルタンの産地は、フランスのブルゴーニュ地方。ワインの産地としても知られ、世界中のワイン愛好家が高く評価し「ブルゴーニュの王」や「ワインの王」とも呼ばれる名ワインのジュブレシャンベルタンの産地でもある。ジュブレシャンベルタンは、皇帝ナポレオン・ボナパルトが愛したワインで、遠征にも必ず持っていき、ジュブレシャンベルタン以外のワインは飲まなかったとさえいわれている。

このワインのために、ゴーグリー社の創業者によって1950年に作られたチーズがラミ・デュ・シャンベルタンである。同じブルゴーニュ地方で作られているAOC(原産地呼称統制)を獲得しているウォッシュタイプの「エポワス」を手本に作られており、濃厚で男性的しかも鮮やかな味のジュヴレシャンベルタンに負けないような、強い香りと味わいを持っている。まだ誕生してから100年経っていない歴史の浅いチーズであるが、ブルゴーニュ地方を代表するチーズとして広く知られている。

3. ラミ・デュ・シャンベルタンの楽しみ方

ラミ・デュ・シャンベルタンなどウォッシュタイプのチーズは、熟成度が若い時にはにおいはそれほどきつくないが、中心部には芯があり、味も固い感じがしてチーズ通にとっては少々もの足りなく感じる。熟成が進むにつれ、チーズの旨みは複雑さを増し、スプーンですくって食べるほどトロトロの食感になるが、それにつれにおいもきつくなる。

熟成させすぎるとアンモニア臭が非常に強くなり、味にも苦みが出て旨みや甘みに勝ってしまう。チーズの熟成具合を判断するのは難しいので、店で購入する際は自分の好みを伝えて選んでもらうとよいだろう。

本場のフランスでは、イチジクやリンゴ、洋ナシなどフルーツやナッツ、バゲットなどを添えて食べるのが一般的である。ワインは赤ワイン、白ワインともに相性はよいが、樽香のある熟成したフルボディータイプのワインと一緒に楽しむのがおすすめである。もちろんシャンベルタンと合わせるのが最高である。

結論

ラミ・デュ・シャンベルタンは、ウォッシュタイプの中でも個性が強く、通好みのチーズである。ブルゴーニュ地方を代表するワインであるシャンベルタンのために作られたチーズであり、シャンベルタンのような力強いフルボディーの赤ワインと一緒に楽しむのがおすすめだ。独特のにおいと濃厚な味があるので、ウォッシュタイプが苦手な人には向かないかもしれないが、機会があれば一口だけでも味わってほしい。
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