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シェーブルチーズ【バラット】の特徴を解説!美味しい食べ方も紹介

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月31日

ヤギの生乳から作られるシェーブルタイプのチーズには、さまざまなものがあるが、その中でも個性的な形をしているのがバラットである。楊枝のような棒が刺さった球形をしており、まるで小さなリンゴのようなかわいらしい形をしている。今回は、そんなシェーブルタイプのチーズであるバラットの特徴や味わい方について解説しよう。

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1. バラット チーズの特徴

バラットは、ヤギの生乳を原料としたシェーブルタイプのチーズである。シェーブルタイプのチーズに共通する特徴であるが、ヤギの生乳を乳酸発酵させて固めるため強い酸味と、牛乳にはないヤギの生乳特有のにおいやクセがある。シェーブルタイプのチーズは、強く固まらずほかのチーズと比べると柔らかいため、形が崩れないように小型のものが多いが、バラットはシェーブルタイプのチーズの中でもとくに小さな部類に入り、1個の大きさが25~30gほどである。球状をしており、真ん中に楊枝のような棒が刺さった姿は、小さなリンゴのようで、かわいらしい姿からも人気のチーズである。

ヨーロッパでは、生産される村の名前をチーズの名前に付けることが多くあるが、バラットという名前の由来は、バターを作る道具からきている。昔、フランスの農家では搾った牛乳をそのまま一晩放置して、浮いてきた脂肪を樽に移し、棒でかき混ぜながらバターを作っていた。このバターをかき混ぜる棒がバラットと呼ばれており、その形状に似ていることから名付けられたとされている。

2. バラット チーズの原産地と歴史

「バラット」の産地は、フランス南西部のアキテーヌ地方に位置するドルトーニュ県である。同県では、同じくヤギの生乳を使って作られるシェーブルタイプのチーズ「カベクー・フォイユチーズ」や、牛乳を原料とした軟質のウォッシュタイプのチーズ「ショーム」なども作られている。

また、ワインも盛んに作られていて、ベルジュラック(Bergerac)やモンラヴェル(Montravel)、モンバジャック(Monbazillac)、ペシャルマン(Pécharmant)など古くからAOC(原産地統制名称)を持つ産地もいくつかあり生産量も多い。

3. バラット チーズの楽しみ方

バラットは、楊枝のような棒が刺さっており、サイズも小さいことから、そのまま皿に盛っても、まるでスペインの串に刺した料理「ピンチョス」のようである。そのまま食べても美味しいので、手軽なオードブルとして利用できる。小さいことから一口で食べられるため、シェーブルタイプのチーズが苦手な人の入門チーズとしてもおすすめである。また、バラットはそのままだけでなく、さまざまな食べ方で楽しめるチーズで、ハチミツやジャムなどをつけてスイーツのようにして食べても、細かくしてサラダやパスタにかけたり、パンに挟んでサンドイッチにしても楽しめる。

バラットに旬の時期はとくにないが、ヤギは牛と比べると乳を出す期間が短く、春から秋までしか搾乳を行えない。現在は、冷凍技術が進歩したことから、冷凍されたヤギの乳を使って1年中製造することができるが、やはり搾りたてでフレッシュな生乳で作られる時期のバラットがおすすめである。

バラットに合わせて一緒に楽しむワインは、辛口の白ワインが合うといわれている。とくに暑い時期には、よく冷やした白ワインにバラットの酸味がマッチして美味しく楽しめる。バラットの産地であるドルトーニュ県でのAOC(原産地統制名称)に認められたモンラヴェルは、とくにみずみずしい辛口の白ワインが作られていることで有名である。ぜひバラットと一緒に楽しんでみてはいかがだろうか。

結論

バラットは、フランスのドルトーニュ県で作られるシェーブルタイプのチーズである。楊枝のような棒が中心に刺さっており、リンゴのようにかわいらしい形をしているのが特徴だ。サイズが小さいことと、その形からヤギの生乳特有のにおいがあるシェーブルタイプのチーズが苦手な人でも意外に食べやすいので、いままで苦手だと避けていた人も一度試してみてはいかがだろうか。
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