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シェーブルチーズ【チット】とは?特徴や産地、楽しみ方を解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月28日

ヤギの生乳から作られるシェーブルタイプのチーズは、特有のにおいやクセがあるため苦手な人も多い。チットはイタリア、ピエモンテ州の方言で小さいという言葉に由来する。あまり熟成されていないフレッシュなタイプのシェーブルチーズのため、クセが少なくとても食べやすいチーズである。今回は、イタリアのピエモンテ州で作られる、チットの特徴や美味しい食べ方などを紹介しよう。

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1. チット チーズの特徴

チットとはイタリア、ピエモンテ州の方言で「小さい」という意味である。ヤギの生乳から作られるシェーブルタイプのチーズであるチットは、1つが60gほどしかない小さなチーズだ。

シェーブルタイプのチーズの特徴としては、
  • ヤギの生乳特有の風味や味わい
  • やわらかくなめらかな食感
  • 固くならずに崩れやすいため、サイズは小さなものが多い
  • 円筒形やピラミッド型、ドーム型などさまざまな形をしている
  • 断面は美しい白である
  • クセが強いが慣れるとやみつきになる
などがあるが、チーズ初心者にはヤギ特有のにおいやクセで苦手な人が多い。しかしチットは、とても小さいことから食べやすくシェーブルタイプの入門としておすすめである。

さらに、チットは熟成期間が極めて短いため、シェーブルタイプのチーズ独特のクセやにおいが少ない。まるでヤギのミルクから作ったフレッシュなクリームチーズのようでとても食べやすいのも特徴である。

2. チット チーズの原産地と歴史

チットは、イタリアの北西部に位置するピエモンテ州で作られるチーズである。ピエモンテ州の州都はイタリア第四の都市であるトリノであり、2006年にはフィギュアスケートで荒川静香さんが金メダルを取った冬季オリンピックが開催された街として日本でも馴染みが深い地である。また、スローフード発祥の地としても知られるグルメな都市でもある。

そんなピエモンテ州のランゲの美しい丘陵地にチーズ工房を構えるSLP社で、チットは作られている。ランゲは、イタリア語で「丘」を意味し、最高級イタリアワイン生産地の文化的景観としてユネスコの世界遺産に登録されている「ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエロとモンフェッラート」に含まれる地域である。

3. チット チーズの楽しみ方

チーズは、もともと保存食で、長期間熟成させて食べることから旬の時期という概念がないのが一般的である。しかし、チットはフレッシュタイプのチーズで熟成させないため、購入してすぐ、新鮮なうちに食べるのがおすすめである。その購入する時期についても、おすすめがある。牛は一年中搾乳することができるが、ヤギの生乳は春から秋までしか搾ることができない。いまは、冷凍技術が発達したため、冷凍した生乳を使って一年を通してチーズを作ることができるが、より美味しいチットを買い求めるなら、フレッシュな生乳が使われる春から秋がおすすめである。

食べ方は、シェーブルタイプのチーズとしては酸味が穏やかで塩分も控えめなため、さまざまな楽しみ方ができる。そのまま食べてもいいし、パンやクラッカーに塗って食べてもよい。バジルなどハーブを添えると手軽な前菜になり、ハチミツやジャムをトッピングするとデザートとしても楽しめる。

ワインと一緒に楽しむ場合は、チットの産地であるピエモンテ州の白ワインと合わせるのがおすすめである。ピエモンテ州はワインの名産地として知られ、多くの美味しいワインが作られているので、いろいろと試してみてはいかがだろうか。

結論

イタリアワインの名産地として知られるピエモンテ州で作られるチットは、ヤギの生乳から作られ、あまり熟成されずフレッシュなため、シェーブルチーズ特有のクセがなく食べやすいチーズである。そのままはもちろん、サンドイッチやサラダ、デザートとして食べても美味しいので、シェーブルタイプのチーズを食べたことがない人も、一度試してみてはいかがだろうか。
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