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【ブーレット・ダヴェンヌ】ってどんなチーズ?特徴や美味しい食べ方を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年11月 4日

ブーレット・ダヴェンヌは、一風変わったウォッシュタイプのチーズである。作られているのはベルギーの国境にも近いフランス北部フランドル地方のアヴェンヌ。この地方には有名なウォッシュタイプのマロワルがあるが、ブーレット・ダヴェンヌ はマロワルが熟成途中に失敗したものを再利用したチーズなのである。今回は、そんなブーレット・ダヴェンヌの特徴や作られ方、味わい方などを紹介しよう。

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1. ブーレット・ダヴェンヌチーズの特徴

フランス北部のベルギーに近いフランドル地方の街、アヴェンヌで作られるブーレット・ダヴェンヌは、ウォッシュタイプチーズではあるがちょっと変わったチーズである。「アヴェンヌの街のお団子」という意味の名を持つブーレット・ダヴェンヌは、見た目がほかのウォッシュタイプチーズと大きく異なり、赤く円錐の形をしている。
ブーレット・ダヴェンヌの産地であるアヴェンヌでは、AOC(原産地名称統制)に認定されているウォッシュタイプのチーズ「マロワル」が有名だ。AOC(原産地名称統制)とは、フランス産のワインやチーズ、バターなどの農業製品に与えられる認証で、製造過程や原材料、最終的な品質評価において特定の基準を満たしたものが選ばれる。
そのAOC(原産地名称統制)に認定されているマロワルは、ベルギーとの国境に近いマロワル村で、7世紀頃から作られている歴史あるウォッシュタイプのチーズで、はっきりとした塩味にウォッシュタイプ特有のにおいとクセが特徴のチーズである。そしてブーレット・ダヴェンヌは、その熟成の途中で形が崩れてしまい売り物にならないマロワルを利用して作ったチーズなのである。
ブーレット・ダヴェンヌの表面が赤いのは、パプリカのパウダーや着色料によるもの。そして、熟成が上手くいかなかったものを原料とするため、若いチーズ特有の物足りなさがあり、それを補うためにハーブやスパイスがたっぷりと使われている。その独特の風味は人によって漢方薬のように感じるそうだ。

2. ブーレット・ダヴェンヌチーズの製法

マロワルのようにAOC(原産地名称統制)に認定されるチーズは、昔ながらの伝統的な製法、原料、味、品質などを守って作られている。伝統的な製法は、自然環境を利用した工程が多く、天候などの影響により菌がうまく育たないこともあり、失敗したチーズはAOCに認定されたチーズの名前を名乗ることができない。このようなチーズは、通常プロセスチーズの原料にされることが多いのだが、マロワルのようなウォッシュタイプのチーズは、プロセスチーズの原料としては使えないので、ブーレット・ダヴェンヌのように形と味を変えて再利用されているのである。
ブーレット・ダヴェンヌは、マロワルが熟成途中で形が崩れてしまったものに、エストラゴンやグローブ、チョージ、パセリ、コショウなどのハーブやスパイスを混ぜて、円錐形に成形しなおして最低2ヶ月間熟成させて作られる。表面には、パプリカのパウダーがまぶされており、赤色をしている。

3. ブーレット・ダヴェンヌチーズの楽しみ方

ブーレット・ダヴェンヌは、そのまま食べてもよいが、たくさんのハーブやスパイスが混ぜられているため、料理のアクセントや肉料理のソースなどに使うのがおすすめである。また塩分も強めのため、本場のフランスでは茹でて潰したじゃがいもに混ぜて食べるのが一般的である。その味はスパイシーなポテトサラダのようで、酒のつまみにぴったりである。
ブーレット・ダヴェンヌの産地であるアヴェンヌは、ベルギーにも近いため、ベルギービールとの相性がよい。チーズの味がスパイシーでパンチがあるため、とくに黒ビールやブラウン系の濃厚なビールによく合う。ワインと一緒に楽しむなら、ブーレット・ダヴェンヌの個性的な味に負けないようなフルボディーの赤ワインを選ぶのがおすすめである。

結論

ブーレット・ダヴェンヌは、ハーブやスパイスが混ぜられたほかにはない個性的なウォッシュタイプのチーズである。マロワルというAOC(原産地名称統制)に認定されるチーズの製造過程で形が崩れたものを再利用したチーズであり、原料や作り手の思いを無駄にしたくないという思いがこもったチーズである。ワイン以外にも、濃厚なビールとの相性がよいので、ビール好きの人はぜひ試してみてはいかがだろうか。
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