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【マロット】ってどんなチーズ?色とりどりのカビが特徴

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月22日

フランスで作られているチーズの中でも、「マロット」は色とりどりのカビで覆われた個性的な外観をしている。カビタイプのチーズは苦手な人も多いかもしれないが、マロットは美味しいチーズとして、ひそかに人気を集めている。一体どのような味なのか、独特の製法とともに紹介していこう。

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1. マロットってどんなチーズ?

マロットは、フランスのミディ・ピレネー地方にあるアヴァロン県で作られるハードタイプのチーズだ。羊の生乳を原料とし、製法と見た目に大きな特徴がある。

洞窟で作られる

チーズは熟成させる際に、温度と湿度管理が徹底された専用の部屋に並べられるのが一般的である。ところが、マロットの熟成場所はなんと洞窟。洞窟の中で自然に任せることで熟成が進んでいくのである。同じ産地で2000年以上の歴史を誇るチーズ・ロックフォールと同じ作り方だ。

山のチーズコンクールで金賞

マロットは、ロックフォールのように長い歴史をもたない。「昔ながらのチーズを作りたい」という11軒の農家により作られたチーズで、グルノーブルで1997年に開催された「山のチーズコンクール」で金賞を受賞したことで有名になったのである。

色とりどりのカビが特徴

マロットの表面はさまざまな色のカビで覆われている。お花畑と表現されることもあるが、とても食べ物とは思えないような外観なのだ。これも洞窟の中で自然に熟成させた結果である。外観はかなりインパクトが強いが、中身は乳白色で意外と美しい。ちなみにロックフォールもアオカビタイプのチーズである。

2. マロットの味とは

マロットはハードタイプのチーズだが、食感はしっとりとしている。外皮は厚めだが中身は意外と柔らかい。もちろん羊乳のこってりとしたコクと旨みも凝縮されていて、山のごちそうといえるチーズなのである。

噛めば噛むほど美味しい

マロットを口に含むと、最初にさわやかで優しい酸味が広がるのを感じる。その後、羊乳の持つ独特なコクや旨みが追いかけてくるように口の中で広がる。その味わいは噛めば噛むほど深まり、まるで乾物のようにくせになってしまう。まさにマロットを作った11軒の農家の願い通り、昔ながらの深い味わいのチーズが実現されたのである。

3. マロットの美味しい食べ方

マロットはチーズ自体の個性が強いため、料理に加えたりするのではなくそのまま食べるのが一番美味しい食べ方だ。色とりどりのカビで覆われた外皮は厚めにむいてしまえば気にならない。厚めにカットすると噛みきりにくくなってしまうため、薄く切ってから食べるとよい。噛めば噛むほど美味しいチーズなので、独特の風味を逃がすことなくよく噛んで食べよう。

赤ワインと一緒に

マロットを酒のつまみとして食べる場合は、赤ワインを合わせると美味しい。とくに、フランス南部産のしっかりとした味のものがおすすめだ。ビールと合わせる場合は、スタウトやベルギービールなど、やはりしっかりとした味のものを選ぼう。

スパイスを加えると変化が出る

マロットはそのままで食べても十分美味しいが、つまみとしては刺激が足りないという人もいるかもしれない。そんな場合は、黒胡椒や唐辛子をほんのちょっとふりかけると味が締まって酒に合うそうだ。まずはそのまま食べてみてから、好みでスパイスを加えて楽しもう。

結論

色とりどりのカビが個性的すぎて、初めてマロットを見たら引いてしまう人も多いかもしれない。しかし、洞窟で自然熟成したことにより作られた、噛めば噛むほど深みのある味わいはマロットならではのものだ。日本ではめったにお目にかかれないため、もし見つけることができたらかなりラッキーだろう。いつまでも噛んでいたくなるようなチーズとは、どのようなものか実際に試してみたいものである。

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