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【ミラベラチーズ】の特徴を解説。強いにおいの中にすももの香り?

【ミラベラチーズ】の特徴を解説。強いにおいの中にすももの香り?

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2020年3月18日

ミラベラチーズは、ウォッシュタイプのチーズの中でもにおいが強く個性的といわれるチーズだ。古漬けにたとえられるアンモニア臭は、臭いチーズが苦手な人やウォッシュタイプ初心者の人には向かないが、普通のチーズではもの足りないというチーズ通にとっては、その濃厚な味わいはやみつきになる味である。今回は、そんなミラベラチーズの特徴や美味しい食べ方について解説しよう。

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1. ミラベラチーズの特徴

ミラベラチーズは、非常に個性が強いウォッシュタイプのチーズである。原料には、牛の生乳を100%使っており、約200g程度の大きさのものが多く流通している。

西洋すももから作ったフルーティーなブランデーで、表面を洗いながら熟成させたチーズだ。パッケージにもすもものイラストが描かれている。チーズの表面は、鮮やかなオレンジ色でしっとりとした湿り気がある。においはウォッシュタイプのチーズの中でもかなり強いほうだ。しかし、においは表面の部分だけのため、においが気になって食べられない人は、外側を除いて食べるとよいだろう。中身は、なめらかな口触りとミルクの甘みと濃厚さに、ミラベルの甘酸っぱい香りが奥行きを加えている。

2. ミラベラチーズの産地と歴史

ミラベラチーズは、「シュルテンライブ社」のオリジナルのチーズで、同社は、シャンパーニュ地方のラングル高原が発祥で表面にくぼみがあるウォッシュタイプのチーズ「ラングル」を作っている6社のうちの1社である。

「シュルテンライブ社」があるのは、フランスのシャンパーニュ地方。シャンパーニュ地方は、フランスの中でも最も北に位置するワインの産地で、上質なシャンパンが作られることで知られている。
1680年頃に修道士の「ドン・ペリニヨン」が泡をワインの瓶に閉じ込める製法を開発し、シャンパンが広く親しまれるようになった。修道士ドン・ペリニヨンの名前は、モエ・エ・シャンドン社によって生産されるシャンパンの銘柄となっており、ドンペリの愛称で
日本でも人気である。

ミラベラチーズはシャンパーニュ地方の工場で作られているが、そのもととなるのはロレーヌ地方で作られる「カレ・ド・レスト」という正方形の白カビタイプのチーズ。これを同じロレーヌ地方の特産であるミラベルという西洋すももから作ったブランデーで表面を洗って熟成させたのがミラベラチーズである。このブランデーは、アルコール度数が約40%で、甘酸っぱい香りが特徴。ストレートでもロックや水割りでも美味しく、ミラベラチーズをつまみにして飲むと、さらに美味しく楽しめる。

3. ミラベラチーズの楽しみ方

通常のウォッシュタイプのチーズは、よく熟成させると中がトロトロとなりクリーミーな味わいとなめらかな口触りが楽しめるが、ミラベラチーズはあまり熟成させ過ぎないほうがよい。熟成が進み過ぎると苦みが出てしまい、本来の旨みや甘みに勝ってしまう。

熟成の目安は、軽く指で押してみて弾力を感じるようであれば十分に熟成しており、固く芯を感じるようであればまだ若い状態である。古漬けにたとえられるほど、においが強烈でビニール袋に入れていても冷蔵庫ににおいが充満するほどなので、一度開封したものはすべて食べきるのがおすすめである。

食べ方は、においが強い表面を除いて、そのまま食べるのがよいだろう。個性が強すぎるため、何かと合わせて味わうというような楽しみ方には向かない。ミラベラチーズにおすすめのワインは、渋みが少ないミディアムボディーかフルボディーの赤ワインである。また、製造の際に使われる西洋スモモのブランデーとも相性がよく、辛口の日本酒や焼酎と合わせても美味しく楽しめる。

結論

ウォッシュタイプの中でも個性が強いミラベラチーズは、普通のチーズではもの足りないというような、チーズ通の人向けのチーズである。しかし、そのにおいを超えるとミルクの甘みとコク、西洋すもものブランデーの香りが風味に奥行きを与え、豊かな味の虜になる。チーズ初心者にはおすすめできないが、個性的なチーズが好きな人は一度味わってみてはいかがだろうか。

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