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強烈なにおいのチーズ【リンバーガー】とは?おすすめの食べ方も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年12月 1日

フレッシュタイプや白カビタイプ、青カビタイプなど、チーズにはいろいろな種類があるが、なかでも強いにおいとクセが特徴なのがウォッシュタイプのチーズである。さらに、ウォッシュタイプのチーズの中でも、映画のネタになるほどの強烈なにおいを放つのがリンバーガーで、そのにおいは人間の体臭に似ているといわれる。今回は、臭いことで有名なリンバーガーについて解説しよう。

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1. 強烈なにおいが特徴のチーズ、リンバーガー

リンバーガーは、強烈なにおいが特徴のウォッシュタイプのチーズである。その臭さは、喜劇王で映画監督のチャールズ・チャップリンが、1918年公開の映画「担へ銃(チャップリンの兵隊さん)」の中で、笑いのネタにするほど。舞台は第一次世界大戦、塹壕で戦う兵士のもとには戦時郵便によって、懐かしい故郷から手紙が届くが、なぜか一等兵のチャップリンに送られてきたのはチーズが1個だけ。怒ったチャップリンは、ガスマスクをつけてこのチーズを敵の塹壕へ放り投げると、将校の顔に当たり、においで気絶するという内容である。
また、オランダの研究者が、マラリアを媒介する蚊のメスは、リンバーガーと足のにおいの両方に同じように引きつけられることを証明して、2006年にイグノーベル賞を受賞している。
リンバーガーの強烈なにおいの理由は、このチーズを発酵させるために使われるリネンス菌。リネンス菌は人間の皮膚の表面に存在して体臭の原因となる菌である。もともとは、リンバーガーを作った修道士が、足で踏んで牛乳とカード(凝乳)を混ぜていたからといわれているが、現在は衛生的な環境で培養した菌を使用してチーズを作っているので安心である。

2. リンバーガーチーズの産地と歴史

リンバーガーの原産地は、ベルギーのリンブルフ州とリエージュ州である。当時、チーズは保存食として作られていたため、しっかりと水をきる必要があった。リンブルフの修道院で作られていたリンバーガーは、修道士が足で踏んで水をきって作っていたため、足の表面にある菌が付着して、独特の強烈なにおいになったと考えられる。
原産地はベルギーであるが、現在はアメリカのウィスコンシン州モンローにあるシャレーチーズ協同組合とドイツの2ヶ所で生産されている。リンバーガーは、ウォッシュタイプのチーズであるため熟成が進むと、中がトロトロの状態になる。アメリカでは、それをパンに塗ったりして食べるのが一般的で、パンに塗りやすいようにスプレッドタイプになったリンバーガーも販売されている。なお、ウィスコンシン州ではチーズ製造の免許を持たずに、リンバーガーを作ることは違法とされているようである。

3. リンバーガーチーズの楽しみ方

リンバーガーを美味しく食べるには、においやクセの強いウォッシュタイプのチーズを何度も食べることで慣れる必要がある。履き続けた靴下のにおいにたとえられる強烈なにおいのリンバーガーを、美味しく食べる方法はないので、においに慣れるしかない。食べる際には、ほかのウォッシュタイプのチーズと違い表皮を取り除いたり加熱してもにおいが軽減することがないので、そのまま食べるのがおすすめである。
ワインに合わせる際には、リンバーガーの強い個性に負けないような、どっしりとしたフルボディーの赤ワインがおすすめである。リンバーガーの強烈なにおいに慣れれば、なめらかでクリーミーな食感と濃厚な風味が楽しめるようになる。
リンバーガーの製造には、バクテリアのリネンス菌が使われるが、日本ではこの菌の安全性が確認されていない。そのため、公式には販売されていないので入手するのはかなり困難である。ただお土産としては日本に持ち込めるので、アメリカに行った際に買ってくることは可能だ。
日本でリンバーガーをどうしても味わってみたいという人には、リンバーガーの製法を模して作られているウォッシュタイプのチーズ「ショーム」がおすすめである。ショームは、フランスのチーズ会社ショーム社を代表するチーズで、リンバーガーと同じ製法で作られているが、においはかなり抑えられている。リンバーガーの特徴である強烈なにおいはないが、雰囲気だけは味わえるだろう。

結論

強烈なにおいのためチャールズ・チャップリンの映画にも登場したウォッシュタイプのチーズ、リンバーガー。そのにおいは、履き続けた靴下のにおいにたとえられるほどである。しかし、においに慣れてしまえば濃厚なコクと風味が楽しめるそうだ。日本で入手することは困難であるが、もし手に入る機会があれば、ぜひチャレンジしてみてほしい。
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