1. どんなエビのフリットを作る?

フリットは卵白を泡立てて作った衣をつけて油で揚げたものだ。エビのフリットと一言でいっても、材料選びや作り方によってその仕上がりは異なる。エビのフリットにもさまざまなタイプがあることをおさえておこう。
大きめエビの尻尾付きフリット
見ためからもエビとすぐわかる、尻尾付きのフリットはパーティーメニューにもピッタリだ。エビフライや海老の天ぷらに使うような大きめのエビを贅沢に使う。尻尾の部分を手で持ってソースにつけながら食べられるので、おやつやつまみにも人気のタイプである。
むきエビのフリット
尻尾は取り除かれた小ぶりのエビで作るフリットはほかの料理へのアレンジもしやすい。あらかじめ殻がむかれた状態で売られているエビを使えば、下ごしらえも必要ないため簡単に作れる。おかずや弁当用にフリットを作りたい場合にはこのタイプがおすすめだ。
エビとほかの食材を組み合わせて作るフリット
エビを細かく刻んだりすり潰したりして、みじん切りの野菜などと混ぜてフリットにすることもできる。エビの風味や食感を生かしつつ、同時に野菜の栄養を摂取できたり、味の変化を楽しめたりというメリットがある。
2. エビのフリットを美味しく作るコツ

フリットを美味しく作るためには衣作りが重要であることはいうまでもない。それとともに、エビという素材の特性をふまえ、適切な下処理やコツをおさえておくことも大切である。エビのフリットを美味しく作るために、次のポイントをおさえておこう。
エビは大きめを選ぼう
エビのフリットは、材料選びが重要である。エビは加熱によって縮む性質があるため、あまり小さいエビで作ると衣ばかりのフリットになってしまう。むきエビを使う場合も大きめサイズのものを選ぶとよい。
衣をつける前に水分を拭き取る
殻付きエビは殻をむいて背ワタを取る下ごしらえが必要だ。その後、衣をつける前にキッチンペーパーなどでしっかりと水分を拭き取っておこう。むきエビの場合下ごしらえは不要だが、水分を拭き取ることは忘れずに。このひと手間で衣がエビに絡みやすくなり、油に入れてもはがれずきれいに仕上げることができる。
加熱し過ぎはNG
フリットを揚げる油の温度は170~180℃がちょうどよい。そして、揚げ時間は2分ほどを目安にしよう。あまり揚げ過ぎるとエビの水分が抜けてどんどん小さく硬くなってしまうため注意が必要だ。
3. エビのフリットに合わせたいソース

フリットの衣に下味をしっかりつけておけば、ソースは必要ない。たとえばカレー味やチーズ味、磯辺揚げ風の青のりを混ぜた衣などがおすすめだ。一度にさまざまな味を楽しみたい場合は、衣の下味はシンプルに塩のみにしておきソースを複数用意しておこう。パーティーメニューとしても活躍する。手軽に作れるソースを用意しておこう。
- タルタルソース(マヨネーズ+ピクルス)
- オーロラソース(ケチャップ+マヨネーズ)
- スイートチリソース
- カレーソース など
結論
エビのフリットは、どんなエビで作るかによって見ためや食感、味が変わってくる。そのため、材料選びは慎重に行いたい。尻尾付きのフリットや料理向きのフリット、変わり種などエビのフリットにはさまざまなタイプがあるため、違いを楽しんでみてはいかがだろう。