1. 日本にもこんなにあった唐辛子

そもそも唐辛子とは、中南米原産とされるナス科トウガラシ属の実の総称だ。日本ではすべて唐辛子と呼ばれることもが多いが、その中にも種類がある。日本の主な唐辛子は以下の通りだ。
鷹の爪類
日本ではおなじみの鷹の爪。その種類の元となっている鷹の爪だけでなく、香川の大型唐辛子本鷹(ほんたか)、果実が上向きになって付く八房(やつふさ)、栃木で作られている本鷹と八房の交配種である三鷹(さんたか)、日本の唐辛子の中では最も辛いといわれている熊鷹(くまたか)などがある。
弥平とうがらし
滋賀で100年程前から作られてきたオレンジ色の唐辛子で、その辛さは一般的な鷹の爪のおよそ2倍。
島とうがらし
沖縄で栽培されている唐辛子で、約3cmと小さめ。「こおれえぐす」という沖縄の調味料が有名。
ほどからなんばん
山形で生産されている、辛味と甘味の中間のような唐辛子。ほどほどに辛いなんばん(とうがらし)ということからその名前がついたそう。
2. 激辛度の戦い!? 世界の主な唐辛子

世界の唐辛子は、タバスコやチリソースなどでたびたび日本でも話題になることが多い。なぜなら、日本の唐辛子よりもかなり辛いからだ。また、ギネス認定をめぐり、世界各国の産地でより辛い品種開発に取り組んでいるようだ。ちなみに辛さは、カプサイシンの量を数値で示すスコヴィル値という単位を使って計測している。
ハバネロ
日本に激辛ブームを起こしたこともあるハバネロ。辛いだけでなく柑橘系のフルーティーな香りを併せ持つ。
キャロライナ・リーパー
2018年現在、ギネスで最も辛いと認定されていて、日本で一番辛いとされている前述の熊鷹の10倍以上辛い。
ハラペーニョ
メキシコを代表する青唐辛子。ピクルスにしたりサルサソースに入れたりと広く普及している。
プリッキーヌ
タイで生産されトムヤムクンに使われる唐辛子の一種。2cm~3cmほどの小さい姿のためタイ語で「ネズミの糞のような」という名前だそう。
インディアン・ペッパー
インドを代表する青唐辛子で、カレーなどのスパイスに用いられている。
朝天椒(チャオティエンヂヤオ)
辛い中国料理といえば四川だが、こちらは四川産の唐辛子。丸っこい形で辛味の元である種が多い。
ちなみに、よく名前を聞くカイエンペッパーは、特定の品種や分類を指すものでなく、赤くて長細く、粉末状のスパイスに適した辛味と風味を持つ唐辛子の品種を総称したものだ。
ちなみに、よく名前を聞くカイエンペッパーは、特定の品種や分類を指すものでなく、赤くて長細く、粉末状のスパイスに適した辛味と風味を持つ唐辛子の品種を総称したものだ。
結論
読んでいるだけで汗をかきそうな唐辛子の品種だが、知っているものはいくつあっただろうか。日本の唐辛子でもそれらを実際に食べてみると意外な発見や味の違いを感じることができるかもしれない。
な辛味を投入してみてはいかがだろうか。
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