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カラフルな新鮮な小さなジャガイモの山

じゃがいもの種類と特徴を解説!品種ごとにおすすめの料理も紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年12月10日

コロッケやカレーなど人気のある定番料理には必ずといってよいほど入っているじゃがいも。家に常備している人も多いと思うが、スーパーに行くとさまざまなじゃがいもが並んでおり、どれを購入したらよいか迷ってしまった経験はないだろうか。ここでは、メジャーなじゃがいもの種類と特徴を紹介する。料理によって合うじゃがいもは異なるので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. じゃがいもにはどのような種類がある?

バスケットの若いジャガイモ
じゃがいもにはさまざまな種類がある。見た目や色の違いはもちろんあるが、最大の違いは食感だ。じゃがいもは食感によって粉質、粘質の2つに分けられる。粉質とは、いわゆるホクホクとした食感を楽しめるタイプで、でんぷん質が多く煮崩れしやすいのが特徴だ。そのため、マッシュポテトやコロッケなどじゃがいもを潰して使う料理に向いている。一方、粘質はしっとりした食感で、煮崩れしにくいのが特徴だ。そのため、肉じゃがやカレーなど煮込み料理に向いている。なかには、粉質と粘質の中間の食感を持つじゃがいももあり、そのタイプはどちらの料理でも使えるため重宝する。また、当然ながらじゃがいもによって甘みや香りなどの強さは異なるため、料理によって数種類のじゃがいもを使い分けるのも面白い。

2. じゃがいもの種類|男爵いも

男爵芋
いまでも根強い人気を誇る男爵いもだが、その歴史は明治時代までさかのぼる。明治41年(1908年)に川田龍吉男爵が北海道にてイギリス原産の「アイリッシュ・コブラー」という種類のじゃがいもを地元に住んでいた成田惣次郎に譲り渡し、試作し始めたのがきっかけとされている。その後、男爵いもが病気に強いこと、品質も申し分ないことから急速に普及することとなる。その際に、男爵から譲り受けたいもということで、男爵いもと名付けられた。

男爵いもの特徴

スーパーでもよく見かける男爵いもだが、その見た目は丸く、ゴツゴツしている。表面がなだらかではないので、皮を剥きにくいのが難点だ。果肉の色は白っぽく、じゃがいもらしい香りを強く感じることができる。

向いている料理

男爵いもは粉質に分類され、ホクホクとした食感を楽しめる。また、煮崩れしやすいためコロッケやポテトサラダ、マッシュポテト、粉ふきいもなどじゃがいもを加工して作る料理がおすすめだ。
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3. じゃがいもの種類|メークイン

メークイン800g
男爵いもとともに根強い人気を誇っているのがメークインという種類だ。メークインも男爵いもと同じくイギリス原産のじゃがいもで、大正時代に日本へ入ってきたとされている。昭和3年(1928年)に北海道の釧路や根室地方で優良品種として認定されると、昭和6年(1931年)には一般奨励品となり、日本全国で食べられるようになる。ちなみに、メークインは「メイクイーン」や「メークィン」などと表記されることもあるが、正式名はメークインである。

メークインの特徴

メークインは楕円形で、表面がツルツルしているのが特徴だ。表面がなだらかなので、皮も剥きやすい。果肉の色は淡い黄色で、ほんのりとした優しい甘みを感じられる。

向いている料理

メークインは粘質に分類され、しっとりとした食感を楽しめる。また、煮崩れしにくいため、カレーやシチュー、肉じゃがといった煮込み料理と相性がよい。また、煮崩れしにくいという特性を活かして炒め物や揚げ物にするのもおすすめだ。
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4. じゃがいもの種類|インカのめざめ

ジャガイモ「インカのめざめ」
インカのめざめという種類のじゃがいもをスーパーで見たという人は少ないだろう。なぜなら、インカのめざめは希少品種だからだ。そもそもインカのめざめは、南米アンデスで祭りのときにしか食べられない特別なじゃがいもを日本でも食べられるように改良したじゃがいもだ。改良により日本でも栽培できるようになったが、収穫量が少ないこと、貯蔵が難しいこと、また小ぶりなため機械での収穫が難しいことから栽培量が少ない。そのため、滅多に市場に出回らず、幻のじゃがいもとも呼ばれている。

インカのめざめの特徴

インカのめざめは小ぶりなじゃがいもだが、切ってみると中身の色鮮やかさに驚く。鮮やかな黄色はじゃがいもとは思えないほどだ。しかし、インカのめざめの真価はその味にある。糖度が6~8度と高く、ナッツや栗のような風味を楽しめる。

向いている料理

インカのめざめは粘質に分類されるため、煮込み料理が向いている。しかし、せっかくならインカのめざめの甘みを活かした料理に使ってほしい。たとえば、そのまま揚げてフライドポテトやポテトチップスにするとスナック感覚で楽しめる。また、鮮やかな黄色を活かしてサラダに使うのもおすすめだ。
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5. じゃがいもの種類|キタアカリ

じゃがいも(キタアカリ)
キタアカリは昭和50年(1975年)に男爵いもと「ツニカ」という2種類のじゃがいもを交配させて生まれたじゃがいもだ。実際に品種登録されたのは昭和63年(1988年)で、男爵いもの特徴を強調したじゃがいもとして注目を集めている。

キタアカリの特徴

男爵いもの特徴を継承しているため、見た目は男爵いもに似て丸く、ゴツゴツしている。しかし、果肉の色は黄色で、男爵いもより含まれるでんぷん量が多いのが特徴だ。食べてみるとじゃがいもらしい香りと強い甘みを感じられる。

向いている料理

キタアカリは男爵いもと同じく粉質に分類されるため、ホクホクとした食感を楽しめる。ただし、男爵いもよりも含まれるでんぷん量が多いため、より煮崩れしやすい。皮ごと蒸して蒸かしいもにしたり、マッシュポテトやコロッケなどに加工したりするのがおすすめだ。ホクホクとしたじゃがいもが好きならば、シンプルにじゃがバターにするのもよい。
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6. じゃがいもの種類|とうや

じゃがいも(とうや)
とうやは昭和56年(1981年)に北海道の農業試験場にて誕生したじゃがいもだ。ジャガイモシストセンチュウとYウイルスに抵抗性を持つじゃがいも同士を交配させて誕生した種類で、平成4年(1992年)に「ばれいしょ農林31号」として認定されている。その後、平成7年(1995年)に品種登録されている。ちなみに、とうやは北海道の有名な湖である洞爺湖が由来とされている。また、漢字では「黄爵」と書く。

とうやの特徴

とうやは漢字表記からも分かる通り、果肉が黄色い。男爵いものように丸いが、表面がなだらかなので皮が剥きやすい。なめらかな舌触り、かつクセのない味わいのため食べやすい。

向いている料理

とうやは粘質に分類され、煮崩れしにくい。そのため、カレーや肉じゃが、クラムチャウダーなどにするのがおすすめだ。また、ジャーマンポテトなどの炒め物でも重宝する。
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7. じゃがいもの種類|ホッカイコガネ

フライドポテトが袋から落ちる
じゃがいもは病原菌への耐性だったり、食味の向上だったりさまざまな理由で品種改良がされる。なかでも、ホッカイコガネはフレンチフライ、つまりフライドポテト用に品種改良されて誕生した珍しい種類だ。加工用品種である「トヨシロ」と、いもの形状が長くて還元糖量が少ない「北海51号」の2種類を交配させた品種で、昭和57年(1982年)に品種登録されている。加工用じゃがいもとして誕生したが、ほかの料理でも食べられるためじゃがいもとしてスーパーに並ぶこともある。

ホッカイコガネの特徴

フレンチフライに加工しやすくするため、細長い形をしている。表面はなだらかなので、皮も剥きやすい。果肉の色は黄色で、揚げても色が変わりにくいのが特徴だ。味はクセがなく食べやすい。

向いている料理

フレンチフライ用なので、基本的にはフライドポテトにするのがおすすめだ。粉質と粘質の中間に位置するため、ホクホクとした食感を楽しめる。煮崩れしにくいため、フライドポテトだけでなくおでんなどの煮物でも使うことができる。
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8. じゃがいもの種類|トヨシロ

プレート上のポテトチップス
トヨシロは昭和35年(1960年)に北海道の農業試験場にて「北海19号」と「エニワ」という2種類のじゃがいもを交配させて誕生した。その後。昭和51年(1976年)に「ばれいしょ農林21号」という名で品種登録される。ほかのじゃがいもと異なり、トヨシロは加工用として初めて誕生したじゃがいもで、ポテトチップスの原料として使われている。また、トヨシロは新しい加工用じゃがいもを作るための交配でも使われており、ホッカイコガネなどを生み出している。

トヨシロの特徴

トヨシロは丸く、表面がなだらかだ。果肉の色は男爵いものように白いが、調理しても変色しないのがトヨシロの特徴だ。クセのない味わいで、油脂との相性がよい。

向いている料理

加工用で流通しているトヨシロはポテトチップスに加工されることが多い。しかし、ポテトチップス以外の料理でも食べることができる。トヨシロのホクホクとした食感を活かしてコロッケにしたり、キレイな白色を活かしてサラダにしたりするのも面白い。
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9. 新じゃがとは

新じゃが
春先になるとスーパーでよく見かける新じゃが。しかし、新じゃがは男爵いもやメークインのように特定の種類のじゃがいもを指した名称ではない。地域によって多少のずれはあるが、春先に収穫、流通しているじゃがいもを新じゃがと呼ぶことが多い。寒い地域では収穫時期が遅くなるため、北海道で収穫された新じゃがは7月以降に出回ることもある。

新じゃがの特徴

新じゃがは普通のじゃがいもと比べると小ぶりであることが多い。また、皮が薄く水分量が多いのも特徴の1つだ。普通のじゃがいもと比べると柔らかく、瑞々しさを感じられる。新じゃがの場合は皮ごと食べられるため、土の香りを楽しむこともできる。

向いている料理

新じゃがは皮ごと食べるのがおすすめだ。新じゃがの煮物やバター醤油焼きなどシンプルな料理でも十分に美味しい。また、小ぶりな新じゃがであればまるごと揚げるのもおすすめだ。ホクホクとした食感の中に瑞々しさを味わえる。

結論

男爵いもなど粉質のじゃがいもならばコロッケや粉ふきいも、メークインのような粘質のじゃがいもならば煮込み料理といったように、それぞれの特徴を押さえればより美味しいじゃがいも料理を作れるようになる。ここで紹介したじゃがいもの種類は一部なので、スーパーで新しいじゃがいもを見かけたときはぜひ調べてみよう。
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  • 更新日:

    2021年12月10日

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