目次
1. プラスドライバーの代用品

手元にプラスドライバーがなくても、身近にある代用品で簡単にネジを回せる。プラスドライバーがないときは、いまから紹介する方法を試してみてほしい。
マイナスドライバー
プラスネジはマイナスドライバーで代用して開けることが可能だ。ネジ穴よりも大きなマイナスドライバーを使用すると、穴がつぶれてしまう可能性が高い。そのため、ネジ穴よりも小さいマイナスドライバーを使用することがポイントとなる。
薄めの定規
薄めの定規も代用品としておすすめだ。定規を使用するときは、プラスチック製ではなく可能な限りステンレス製の強度の強い定規のほうがよい。プラスチック製は使用中にひびが入る恐れや、割れる危険があるためだ。また、厚さがあるとネジ穴に入らない可能性もあるので、試す前に確認してみてほしい。
硬貨やコイン
いますぐネジを開けたいという方には、財布に入っている硬貨やコインを使用する方法が簡単だ。ネジ穴の大きさによって硬貨を使い分け、サイズが合うものをネジの溝に差し込み回転させよう。ただし1円玉のようなアルミ製の硬貨やコインは強度が十分ではないため、使用しないようにしてほしい。
ネックレスのプレート
ネックレスのプレートを使ってネジを回すことも可能だ。プレートとは板状の形状をした金具をさし、だるまのような見た目から板ダルマともよばれる。たとえば体温計などに使用されている特殊形状の小型ネジを開けるときに役立つアイテムだ。ネックレスのプレートは細く平らな形をしているため、精密ドライバーの代用品として活躍する。
ピンセット
先端が平らなものや、毛抜き用のピンセットで代用するのも一つの手だ。ピンセットの種類は豊富で、必ずしもすべてのピンセットで開けられるわけではない。先端が潰れないように、ゆっくり回して試してみてほしい。
ペンチ
ネジ溝がつぶれてしまい、プラスドライバーやほかの代用品が使えないときはペンチがおすすめだ。ペンチの中央部の交差する部分にネジ頭を挟んで回転させるとよい。ドライバーの種類やネジの種類によってはペンチの先端で挟んで回せるので、自身で確認のうえ使用してみよう。
2. マイナスドライバーの代用品

次に、マイナスドライバーの代用品になる3点のアイテムを紹介する。急ぎのときや、マイナスドライバーが見つからないときに試してみてほしい。
缶のプルトップ
おすすめの代用品は飲料缶のプルトップだ。プルトップをネジ溝に差し込んで回転させるだけなので、気軽に挑戦できる。ただし空き缶からプルトップを外す際や、ネジを回すときに怪我をする恐れがあるため、注意して行ってほしい。
バターナイフ
バターナイフもドライバーの代わりになる。バターナイフによっては刃先が鋭い物やギザギザ状の切る機能が付いた形状のものがあるため、怪我をしないよう注意して試してほしい。
3. プラスやマイナス以外のドライバーの代用品

プラス、マイナス以外にもネジの種類は存在する。たとえば、Y型や三角型、トルクスネジなどだ。特殊形状のネジを開ける際にも使えるドライバーの代用品があるため、開ける方法をみていこう。
Y型ネジを開ける方法
ゲーム機の本体やコントローラーに付いていることが多いのがY型ネジだ。出番が少ないことから、Y型ドライバーを持ち合わせている方は少ないのではないだろうか。ないときには小型マイナスドライバーで代用する方法が簡単だ。ネジ山が潰れないよう、注意してゆっくり回転させよう。
三角型ネジを開ける方法
三角ネジは、おもちゃの電池のふたに使用されていることがあるネジだ。三角ネジを開ける方法としては、ペンチで代用するのがおすすめ。先の細いペンチでネジ頭を挟み、クルクルと回転させると開くのでぜひ試してみてほしい。
トルクスネジを開ける方法
トルクスネジとは、星型をしたネジである。アメリカで開発されたネジのため、アメリカ製のものに多く使用されている。小さめのマイナスドライバーをネジの溝に差し込み、回転させることで開けることが可能だ。こちらもネジの溝を破損しないよう、慎重に確認しながら使用しよう。
結論
身近にあるものでドライバーとして代用できるものは多い。しかし、規定外のアイテムを使用することによって、ネジの溝の破損に繋がる恐れがあるため、長期間の代用品の使用はおすすめしない。一時的な対処や緊急時、困ったときにだけ試してみてほしい。